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夏合宿

[山行日] 平成29年8月11日〜平成29年8月13日

[ルート] 白馬岳〜唐松岳

[参加者] M本・F川・G藤

 

夏の北アルプス、後立山連峰縦走

栂池高原から白馬岳は前日から広島を出ての山行の為結構キツイ。

白馬大池のキャンプ場で幕営し、のんびりと過ごし早めに就寝。

2日目は生憎の雨模様で美しい景色はお預けだけど、こんな日だからこそ会えた「ライチョウ」

花々も今だ!と咲いている。

3日目は晴れた!雲海に御来光。北アルプスの美しい山並み。剱岳も見える。

…そして北アルプス三大キレットの一つ不帰ノ嶮

花あり、出会いあり、素敵な景色あり、緊張もあり…

贅沢な時間は終わって現実と筋肉痛が押し寄せています(笑)

 

花畑と白馬大池

 

白馬大池幕営地から

 

2日目の稜線歩き

 

3日目 天狗山荘から

 

晴れた!

 

歩いて来た山並み

 

剱岳をバックに

 

出会った花々

 

ホシガラス            ライチョウ

 

posted by: chiharu | 北アルプス | 08:30 | comments(0) | - |-
北アルプス黒部源流へ峰々縦走のはずが…。

【期 日】2017年7月15日(土)〜17日(月)

【参加者】K原

 

この度初めて単独で北アルプスに行ってきました。

今回の工程は3泊4日で、新穂高〜双六岳〜三俣蓮華岳〜鷲羽岳を経由して目的地の黒部源流へ縦走する予定だったのですが、初日の自動車での移動(11時間)がこたえたのか二日目に寝坊をしてしまう失態と、天候が安定しなかったことにより工程が総崩れで今回は弓折分岐までで引き返すことにしました。

 

やっとのこと着いた新穂高駐車場

 

登山道入り口。

新穂高登山指導センターにちゃんと入山届を提出!

 

1日目のテン場はワサビ平小屋。

新調したテントなかなか良かった♪

 

2日目

天気はいまいちでも気持ちいい!

 

なんと!!雪の階段が出現

 

お花もさいていました。

 

気持ちいい登山道

 

右は焼岳、中央は西穂かな?

 

チョボ岩に到着

 

今年は雪がたくさん残ってるとのこと。

 

黄色い花に癒されます。

 

途中にケルンがありました。

 

熊の踊り場。もうすぐ鏡平!

 

鏡池に到着。ここからの槍ヶ岳を見たかったのですが全く見えない…。

 

一服平より

 

晴れていたらな〜ぁ。

 

でも、癒されます。

 

視界ほぼ無し。全く見えん!!

今回はここで引き返しました。

 

今回の山行は当初の計画と全くかけ離れた悔しい結果でしたが、今後への課題発見と山の会の仲間と行くときの心強さをあらためて知る機会となり色々学べた山行となりました。

 

<Photo/K原,報告/K原>

 

HWAC広島勤労者山の会 / http://hwac.jp/

posted by: kurihiro | 北アルプス | 08:05 | comments(0) | - |-
穂高・涸沢合宿

【期 日】2017年5月3日(水)〜6日(土)

【参加者】穂高P:M本、K堀ま、H川、K島、K原

            小梨平P:K堀せ、U良、K堀ゆ、K堀あ

 

GWに穂高に行ってきました。

 

私は初めての涸沢です。

 すばらしい。

 

この度出会ったM上さん。(中央ピースの方)

 楽しいお話をたくさん伺うことが出来ました。

 

奥穂への登り。

 

奥穂高岳への核心部。

 この場所に来るのが夢でした。

 

H川さん。

 奥穂高岳初登頂おめでとうございます。

 

涸沢岳山頂。みんなでカシャ📷

 感無量 (^^)

 

無事下山後は小梨平で梅ちゃん料理とお酒をともに

 みんなで楽しい時間を過ごしました。

 

私にとって初めての北アルプスはとても貴重で充実した山行となりました。

  皆様ありがとうございました。

 

 

<Photo/M本・H川・K原,報告/K原>

 

HWAC広島勤労者山の会 / http://hwac.jp/

 

 

 

posted by: kurihiro | 北アルプス | 12:25 | comments(1) | - |-
《県連40周年 その2》奥穂高岳から前穂高岳を経て岳沢へ
2015年8月2日
《メンバー》G藤
《ルート》穂高岳山荘テント場−奥穂高岳−前穂高岳−岳沢小屋−上高地

2015年8月1日 北穂東稜から北穂高岳、涸沢岳を越え穂高岳山荘にてメンバーと別れ1人幕営をする。
今回のテントはK田さんからお借りしたアライテントの2人用! ありがとうございました。
この日この場所で、佐伯山の会の別パーティーと合流して、西穂高岳を目指す予定ではあるがどうも脚が疲れきっている...
幕営装備や自分の荷を全て担いで、ジャンダルムを越えて西穂高岳まで行き、上高地へ下山する長い行程には少々不安もある。

15時、北穂東稜からここまでやってきた他のメンバー3人はBCのある涸沢へ下って行った。登攀装備等不要な物はこのメンバーが上高地まで持って帰ってくれる。こころから感謝感謝。とは言え、まだまだ重い荷であることには変わりない...

ここで待ち合わせしている佐伯山の会のパーティーは、明神岳を登攀して奥穂高岳からここへ来る予定だが「順調に行ったら」合流となっているので来る保証は無い。
その場合は単独で西穂を目指すか、別プランの「奥穂高岳−前穂高岳−重太郎新道−岳沢−上高地」にするのか脚の疲労具合を見ながら考えることにして、テントから奥穂への取り付きを眺めならが待つことにしました。


8月1日
K田さんからお借りしたテント!
4人で先ずはテントを張り、穂高岳山荘にて休憩をする事に。


4人で喉を潤してしばし休憩です。


15時、休憩を終えて涸沢のBCへ下り始める3人、雪渓がまだ少し登山道上にあるので気をつけて下さい。


それではまた明日、小梨平で会いましょう!



テントから奥穂取り付きを眺めて、佐伯のパーティーが来るのを待っていると、見てください写真右下の屋根に休憩中の「岐阜大学奥穂高岳夏山診療所」の可愛い女性2名が居ますね。
ここを通る多くの男性から声を掛けられ、お話しをされて皆さんを和やかにされていました。
あとで知った事ですが、今回のここのスタッフさんは「先生1名、看護師1名、看護学生1名、薬学学生1名」との事でした。


前穂北尾根です。


17:42分 誰も降りてこないので夜食と明日の朝食の準備をする事にして、アルファー米にお湯を入れて15分待っているところです。


今夜の夜食は、アルファー米 半分(1人前)にフリーズドライの親子丼! 
そしてカルビーポテトの「じゃがマッシュ」ジャガイモ2個分のマッシュポテトに、ほんのりオニオンバター風味の味が付いている。これにお湯を120ml注いで1分で出来上がり! おぉ〜 お一人様には神食材だな。因みに重量は35gとこれも神♪
さらに普段昼食で食べている焼そばのカップめんに入っているマヨネーズを2個持ってきているのでこれも入れて混ぜると美味しさUPでした。


誰も降りてこないので、夜食を食べ終え缶ビールでも買ってマッタリしようと思い、山荘の売店へと向かうことにしました。

ん? なんと! 外のテーブルにビール片手に談笑する4名を発見。誰だ? ん?
佐伯は2パーティーがここへ来るのでした。
西穂からジャンダルムを越えてきたD羽さんじゃん! 
(自分)おぉ〜 D羽さん〜〜! (D羽さん)あれ? G藤さん! 1人? (自分)そうです。M本さん達は涸沢BCに降りましたから...
明神岳のパーティー情報が入りました。どうやら明神岳登攀後、岳沢小屋に下山したらしいよ。との事でした。
そーなん!? 自分も脚が疲労してるからなぁ...(弱気)
明日は西穂に行くか前穂から岳沢に下りるか考える事にして、D羽さん達とビール片手に談笑していると、稲光が!音は聞こえないがこの積乱雲ただものじゃないぞ。スマホのレーダーを見ると松本は真っ赤で大雨です。
これ、その積乱雲を映した写真です。(ビールご馳走様でした♪)


明日の行動は明日の朝体調と脚の疲労具合で決めることにして、缶ビール500ml(800円)を片手にテントへ向かいます。
テント内は個室です! 良いですね〜。これからは単独行もしてみようと思いました。


8月2日 3時起床。
4時50分 穂高岳山荘からの日の出です。綺麗ですね〜


前夜からこの2日は午後から雨! との情報が穂高岳山荘で伝えられており、スマホで天気予報をチェックしても雨となっていましたが...
ジャンダルム−西穂へ向かう各パーティーはその情報を基に3時に出発されていました。
穂高岳山荘にて、佐伯の方々と今夜また活動センターでお会いしましょうと挨拶してから、プラン2に変更して岳沢へ下る事を伝えてお別れしました。

私の出発は中学生集団待ちで5時30分頃となった。

ジャンダルム


前を行く中学生集団? のペースに合わせたスローすぎる奥穂へのアプローチも終盤となり、ジャンダルムが「おいでおいで」と言っていますが、今回は「プラン2」の前穂に変更しているので次回「リベンジ」しますよ。


6時38分 奥穂高岳山頂です。
中学生に占領されていますが...


奥穂高岳山頂から涸沢岳、西穂高岳、槍ヶ岳が綺麗に見えます。


中学生に混じってやっと山頂へ。


さぁ、前穂高岳に向かいます。


6時53分
お盆休みに「奥穂高岳南稜」を予定しているので偵察する。
(勤務の関係で参加できないことになった)


前穂へと続く釣り尾根です。


釣り尾根から見る涸沢。





良く見ると登山道が見えますが、分かりますかね?


7時43分 最低コルの分岐まできました。


奥穂を振り返ってみます。なかなか楽しいルートなので、おすすめですよ!


前穂が近づいてきました。


岳沢小屋が眼下に見えています。
あそこへ下るのが「重太郎新道」ですが、長そう〜


8時20分 紀美子平に到着。
しかし今日も暑い! ザックをここへデポして前穂山頂へ向かいます。



前穂へのルートを見上げるとこんな感じです。
最後の最後まで急な岩稜ですが、これが楽しいから登山は止められないのかも。


8時35分 前穂高岳山頂
お1人様ですが、奥穂の登りから私の前を登っていた単独行者の若者さんとお互いに写真を撮り合いました。
(結局、その若者とは抜きつ抜かれつで一緒に上高地まで下りました。良い出会いに感謝です)

槍を背に前穂山頂にて


絶景です!
左から、西穂高岳−奥穂高岳−涸沢岳−北穂高岳−槍ヶ岳 


こちらは、北尾根と屏風岩


明神岳と上高地が少し見えます。


9時25分 紀美子平まで戻って来ました。
これから重太郎新道で下山ですが、長いらしいです...


いきなりハシゴです。やってくれます重太郎さん


振返って前穂を見上げます。


写真でよく見る重太郎新道のハシゴその1 ですね。
一緒に下山した単独行者の若者です。


穂高岳山荘を出発した時に、岐阜県警山岳警備隊の常駐隊さんから、樹林帯に入ったら特に気をつけてて下さい。
とアドバイスされていたのがここからかな? 確かに脚が疲れています。


10時48分 ハシゴその2です。
長い長い1本ハシゴです、重太郎恐るべし。


11時20分 岳沢小屋にやっと到着です。
暑かった〜 ペプシを買って飲みます。(300円)


ここからも長いです。
上高地まで4kmですが長かった...


12時48分 風穴です。
天然クーラーとよく言ったものです。岩の穴の中にはまだ雪が残っており、そこを通る風がクーラーのように冷たい風となって吹いてきます。
生き返りました。猛暑ですから今年は...


13時33分 無事に下山しました。
一緒だった若者さんと「脚が痛いね!!」と言いながらやっと降りて来れました。
ありがとう!


どや! カッパ橋付近で、さっきまであそこの山頂に居たんだよね〜 しみじみと感じながら暑い砂利道を一般観光客さんと歩きます。


GPSログです。


昨日分かれてM本さん達とは小梨平のキャンプ場の売店で落ち合うことになっていますが、多分私の方が早く下山しているでしょう。

そこで、若者と2人で小梨平のキャンプ場でお風呂に入り、ビールを飲むことにしました。
入浴して売店で生ビールを飲もうとお風呂場を出ると売店の方から「あれG藤さんじゃ!」という声が聞こえて来ました!
見るとM本さん達3名がそこにいました。

合流して我ら4人パーティー全員と若者さんの5名で乾杯です!
若者さんは、埼玉まで帰るそうで、直通バスが新設されており予約はしていないものの、乗れたらラッキーなのでここでお別れしました。またどこかの山でお会いしましょう!お元気で!
さわやか信州号に乗れたかな〜 


今夜は小梨平キャンプ場にて幕営です。
夜食は、小梨平キャンプ場の売店内にある食堂で贅沢に食べることにしました。
私は「ジャンボカツ定食¥1,300円」+生ビールです。

夕食後、県連40周年の記念パーティーへ参加する為、上高地公園活動ステーションへ向かい、懇親会等で大いに賑わいました。



 
posted by: 管理者 | 北アルプス | 13:31 | comments(0) | - |-
《県連40周年》北穂高岳東稜バリエーション入門
2015年7月31〜8月2日

県連40周年記念登山バス。我々は自家用車利用で7月30日夜8時に広島出発、途中G藤、O成の2名をピックアップ。
参加者M本、K田、O成、G藤 

何年かぶりの北アルプスであり、天候不良でアタックできなかったGWの北穂東稜のリベンジです。
7月31日 アカンダナ駐車場7時20分発のバスにて上高地へと向かう。
梅雨明けして雲一つ無い快晴の上高地に降り立った4人組、今日は涸沢まで行きBCを設営して明日の北穂東稜の備えての宴会予定である。
私こと、G藤は雪の無い北アルプスは初めてで楽しくて仕方が無いが、如何せん暑い! 何なんでしょうか?この猛暑は...

気温25度とは言え、照りつける太陽さんは半端ない!
それでも横尾までは木陰で助かったが、ここからはそうは行かないが本谷橋まで頑張って一息入れる。
雪解け水に足を入れてみるが、5秒もすると冷たすぎて足が痺れる程に冷たい。


頑張って歩き、やっとの思いで涸沢ヒュッテに到着しました。
今年は雪渓が多く残っているらしいです。夏山は初めてなもので良く知りませんが...
  

テントを設営してから、恒例のビールタイムです。
この時をどれだけ待ち望んでいたことでしょう〜 登山かビールか? どっちが目的なのか?
私的には両方かな(笑)
  

このジョッキが欲し〜い。涸沢ヒュッテ MAMMUT コラボ
  

北穂東稜を眺めながら、ビールがすすむね。
えーと、取り付きは...2つある沢筋の下のほうの沢だよね、そこの左側を詰めて行くのか...



8月1日 2時起床するも、周りのテントでは誰も起きていない! 仕方ないので、静かにしながら3時までトイレやら済ませて待つことにする。怒られても嫌だからね...
  

各自朝食を済ませたが、どうもおなかの調子が悪い? 涸沢小屋にてトイレへと。
さぁ、出発しましょう!


北穂への一般登山道を登り、途中にあるガレ場から右にトラバースして取り付きへと向かいます。
  

  

さてさて、そろそろ登攀装備を付けましょうかね。
雪渓の右上の沢筋が取り付きです。


取り付き点です。
ここで私がミスをしました...
最初に沢筋の左側ではなく右側を進み、ガレガレで苦労しました。
ここは、最初から左側を登りましょう。


もうすぐ稜線です。落石注意です!


稜線に到着です。ここからが北穂東稜のスタート地点ですかね。
  



暫くは稜線歩きです。槍をバックに...
  

来た道を振り返るとこんな感じ、屏風岩も見えますね。




フリーで進んでいます。
  

この岩の右側を巻くのですが、両端が切れおちていますからちょっと恐ろしいかな?


少し分かりにくいですが、動画もUPしてみました。
「ロープだそうか?」と言っていますが、全員フリー通過と言うかフリーで問題無いです。


ここからロープを出しました。
垂直の岩があるので、左側から登ります。ハーケンが2個打ってあるけどセルフ用かな?
ここでトップを私ことG藤が担当しました。
と言っても、支点を取れるものも無くロープをつけているがフリーと同じです...
(一応、左側に古い朽ち果てたハーケンがあったので支点を取りましたが、おまじない程度です)
堕ちれば天国へ行けますが、怖いだけで堕ちる事はありませんのでご安心を!
そして後続の確保用にFIXロープを張ります。
しかし、肝心なその写真は無かったね。写真を撮っているのが私とビレーをしているM本さんなので...残念


無事に通過してFIXロープをセットした所です。
後続のK田さんO成さんがFIXロープにプルージックでセルフをとっての通過です。
ラストのM本さんは私が確保して通過しました。


O成さん、K田さんの通過の様子です。
ラストのM本さん撮影




ここで、私のトップはお役ごめんとなり、全員フリーで進みます。


ゴジラの背ですが、フリーで行けますよ!問題ないです。(晴天時に限る。但し、念のためクライミング経験者に限る)
今回は、バリエーション入門です。フリーで行けないメンバーもいますから、ロープを出しました。
トップはリーダーのM本さんに任せて私は確保と安全管理を行います。
渡り切ってFIXロープをセットしたM本さんが私達を写した写真です。




K田さんO成さんが続きます。




ゴジラの頭に到着!
ラッペルポイントはここでは無くて、その先にあるのは確認できたのですが、どうも今はここがラッペルポイントとして使われているようです。
(捨て縄の他に、ロープでしっかりと支点が構築されていました。しかもカラビナが2個もあります)


天応で鍛えたから大丈夫と言って下降していくO成さん
顔が硬直していたような気も...頑張って!


その先にあるラッペルポイントを視察するM本さん。
古いスリングがあり、下降できそうだがロープが下まで届くか不安なので引き返して先ほどのラッペルポイントから降りることにする。


ラストの私ですが、途中でラッペルをやめて歩いて下る。
そうです、歩いて降りれますが、一応ラッペルもやってみたのです。


ゴジラの頭を降りたところです。
この左側を巻いて降りれます。


さて猛暑の中、北穂へ向けて岩稜を登っていきますが、これが長いのなんの...


登り続けます...


越えてきた東稜です。




見えて来ました北穂高小屋が! もうすぐだぞ。


着きました。北穂高小屋


決してビールを飲んでいるのではありません。
ペプシコーラです!


さぁ、穂高岳山荘を目指して出発しましょう。


槍を背に北穂高岳山頂


目指す奥穂高岳は遠いです。


北穂高岳から涸沢岳のルートは、なかなかやってくれます。
延々と続く岩稜でクサリ場、ハシゴとあり、大キレットより苦労させられるようです。


ここは、積雪期や残雪期には難所となる場所です。
ハーケンやボルトが打ってあります。








熱中症にならないようにこまめに水分補給です。
各自水は2L欲しいところです。


最低コル


越えても越えてもこんな感じに続きます。
でもやっと涸沢岳ですね。


越えてきた北穂高岳を振り返って見ます。
長かった...


最後のクサリ場ですよ!


涸沢岳の稜線に出ました。
山頂はもうすぐです!




来ました! 涸沢岳山頂へ♪


前回来たのはGWでしたが、今回は夏山です。


さてさて、穂高岳山荘へ下ります。

今回、G藤は単独で穂高岳山荘のテント場に幕営します。
テントはK田さんにお借りしたアライテントです。
明日8月2日の予定は、ジャンダルムを越えて西穂高岳を巡り、上高地へと下山するルート設定をしています。
(佐伯山の会のパーティーと合同行動の予定です)


テント設営は4人全員でパッパと済ませて小屋へGO


穂高岳山荘でジュースを飲んで休憩してから、M本、K田、O成さんは涸沢BCへ下っていきました。




全員無事に北穂東稜を終え、北穂高岳から涸沢岳を越えて穂高岳山荘まで来れました。
M本さん達3名は今晩は涸沢でテント泊して翌日、ゆっくりと上高地へ下る事となります。
この日、涸沢には当会の他のメンバーも入山してきており、合流して楽しんだそうです。

8月2日の私の報告は「その2」へ続きます。

 
posted by: 管理者 | 北アルプス | 17:54 | comments(0) | - |-
常念乗越から中山、赤沢山へ
【期 日】2014年9月13日(土)〜15日(月・祝)
【参加者】H
【地形図】1:25,000地形図 穂高岳、槍ヶ岳
【ルート】
一ノ沢登山口〜常念乗越〜一ノ俣谷下降〜標高2,115m〜中山乗越(⇔中山へ往復)〜二ノ俣谷・峠沢出合〜標高1,860m〜赤沢山東面のルンゼ登行〜最低鞍部(⇔赤沢山へ往復)〜西岳ヒュッテ(⇔西岳へ往復)〜殺生テント場〜槍ヶ岳山荘〜新穂高温泉
 


梓川の最上流域で槍ヶ岳と常念岳に挟まれたエリアに、中山と赤沢山の二つの山がそれぞれ主稜線から離れた位置にあり、槍・穂高連峰の風景が素晴らしそうに地形図から想像でき興味が湧く。
そこで、これら二山を同時に登ろうと計画した。中山へはその昔、槍ヶ岳への登路とて辿られていたルートで中山乗越に登りそこから中山へ往復。
中山乗越からは二ノ俣谷へ一旦下って、赤沢山と西岳の間の最低鞍部に突き上げるルンゼを二ノ俣谷出合から標高差740mを詰めて中山と赤沢山を繋ぐ最短コースだ。
前夜広島を経ち、松本駅で深夜を過ごす。早朝の夜行列車に乗り継ぎ穂高駅へ。
穂高駅に着くとほとんどの客は中房方面へ。駅前の登山者はだんだん少なくなってきて、タクシーに乗れるか心配になったが、駅待合室にいた女性に声をかけると、ちょうど予約されていたタクシーに同乗させていただけた。初めての縦走登山だとのことで、一の沢登山口でお互いの山行の無事を祈って別れた。若いのでこれからいろんな山に行かれるのだろう。
 
【行程1日目】行動時間 9時間00分 天気 晴れ時々曇り
一ノ沢登山口5:50〜9:15常念乗越9:35〜11:20一ノ俣谷標高2,115m 11:30〜11:55中山乗越12:00〜12:45中山13:15〜中山乗越13:45〜14:50二ノ俣谷・峠沢出合
 
一ノ沢登山口から常念乗越へ
 5:50出発、時間記録として画像を撮ろうとしたら電池が切れている、出発時に確かめたのだが・・・。今山行は画像なし。非常に残念!!
でもまぁいいか。こういう時もあるさ。しっかり自分の目に焼き付けておこう。
過去2回ほど辿った道だ。朝早いので涼しく、快調に進む。
途中で2回休憩を入れ、3時間40分掛けて常念乗越へ。大勢の登山者が絶え間なく続く。
目の前に槍ヶ岳方面が見え、今日の目的、中山もよく見える。その背後には赤沢山も見え、地形図でチェックした赤沢山東面の沢の上部半分ほどが見える。
赤茶けて、かなり急に見える。
周りの景色を楽しみ20分ほど休憩。
 
常念乗越から一ノ俣谷を下降し、中山乗越、中山へ
まず小屋の右から一ノ俣へ降りようとするがハイマツと灌木が邪魔し、踏み跡が分からない。小屋の裏だと思い回ろうとすると関係者立ち入り禁止の看板が・・・。
裏手で作業している小屋の人に尋ねると、小屋の裏から水場への踏み跡を教えて頂く。
一ノ俣へは今はもうほとんど行く人はいないとのこと。
教えられた道を辿って樹林中を下っていく。沢状になって倉庫の小屋が現れ、その後右の小沢へ移動した先に青いドラム缶があり道はここで終わり。
沢靴に替え、水流を追いかけるが、両側の灌木や河床の倒木が煩わしい。
右岸から小さな流れを合わせると進み易くなる。
明るい花崗岩の流れは気分がいい。
東天井岳からの本流出合で休憩。
水量が多くなるが穏やかな流れが続き、爽やかだ。青い空と白い河床、両岸の緑のコントラストはどこにでもある光景だが美しい。
さて、中山乗越の入口を見落とさないよう、地形図を頻繁に見て尾根の張り出し方に注意する。地形図でこのあたりかと思い観察すると沢から5mほど入った木に赤い布が垂れ下がっていた。沢靴を履き替え、結構急な溝状の中を突き上げる。上部では溝中を辿りにくいので右岸側の斜面を真上に登る。灌木はあるが藪は無く登りやすい。
一ノ俣沢から25分で乗越へ着く。ここに荷を残置し、空身で中山へ続く尾根へ。
2,269標高点のある中山乗越は意外と痩せており、藪は無くすっきりしている。
風が抜けて気持ちいい。
意外にもはっきりとした踏み跡がある。標高2,300m〜2,380mまでは少しシャクナゲや灌木で進み難いところも部分的にはあるが、概ね踏み跡はしっかりしている。
標高2,380mからは稜線真上のハイマツを避けるため、稜線の東側に道が続く。
常念岳を左に見ながら進む。
ダケカンバの間の草地や灌木の間を抜けていくが、クロマメノキ(ブルーベリーのような実がなる灌木)に実がたくさんなっていて頬張りながら進むのでなかなか捗らない。
甘酸っぱくちょうど食べ頃で手が紫色に染まる。
一番高そうな箇所に来て一段上部に登る。
山頂からは360度の展望だ。槍、穂高の山並みが今日はくっきり澄んで見える。
明日登る赤沢山も存在感が大きい。
赤沢山東面のガラガラの沢の様子がはっきり見え、明日に備えてよく観察しておく。
常念岳、大天井岳、槍・穂高、蝶ヶ岳、上高地などしばらく展望を楽しむ。
 
中山から峠沢を下って二ノ俣谷へ
中山乗越へ戻り、西に斜面を適当に下る。
木に掴まりながらどんどん下ってやがて右から流れを合わせる。光沢のある赤いテープが分岐にある。
さらに下降すると前方の空間が大きく開け、右岸から本流を合わせる。その手前から並行しているので合流は地形図で見るより下流側だ。
明るく広い河原歩きで二ノ俣谷へ。
少し下流側の左岸にいい台地があり、今日の泊場と決めた。
明日詰める赤沢山東面の沢の出合まで偵察に出かける。
10分余りで着いた。大きな礫の中に流れがあり、明るい。
夜、焚火で暖を取る。乾いた木が幾らでもあり事欠かない。
夜中目が覚めると明るい月夜だ。明日はいい天気になりそう。
 
 
【行程2日目】行動時間 7時間20 天気 晴れ 午後から時々曇り
峠沢出合6:45〜二ノ俣谷標高1,860m 7:00〜最低鞍部9:35〜9:55赤沢山10:25〜最低鞍部〜11:00ヒュッテ西岳〜11:10西岳11:20〜ヒュッテ西岳11:30〜水俣乗越12:20〜ヒュッテ大槍13:50〜14:05殺生テント場
 



二ノ俣谷から赤沢山東面のルンゼを詰めて赤沢山へ
5時半に起き、6時45分出発。朝の渡渉は日差しが無く寒い。
出合を7時に通過し、いよいよガラガラの沢を詰める。
西岳と赤沢山の最低鞍部まで標高差740mを詰め上げることになる。
今山行のハイライト。相当上の方まで見通せる。
40分ほど調子よく単調に登って太陽の光が背後から射してきた。
今日は雲ひとつ無い快晴だ。
さてここから日差しを遮るものがないので相当暑くなりそうだ。
幸い風はあるので思ったほどにはならなかった。
礫や大岩は不安定で時々ぐらつく。足の上に石を落とすとただでは済まないので、一歩一歩動かないかよく確かめながら登っていく。
水流は地形図のちょうど水線の始まりで消える。標高は2,060mあたりだ。
その後も時々流れがあるが、標高2,200mあたりまでには完全に消える。
前方は常に見通しが利くので安心感がある。
前日観察した風景からどこら辺りにいるか合わせながら歩く。
そしてガレの続きが右手(左岸側)に分かれていく場所で見計らって左のガレ筋に草付斜面をトラバースで移る。少しだけ灌木帯を通過するので、この木陰で休憩。
真っ直ぐ続くガレは地形図のガレマークで標高2,580mを頂点にした源頭に発している。
背後には中山を挟んで常念岳が大きく迫りだし、雄大な展望だ。
全然人の気配が無い明るいルンゼは思ったほど傾斜も無く、快適だ。
このルンゼは他に誰か過去に登ったのだろうか?ゴミは全く目にしない。
礫が少し小さくなってきて歩き易くなってくる。
広幅のルンゼは草付の中の岩を踏んで行くことも出来る。
風景に広がりがでて、高山植物の草地が現れ心地よい。青色のトリカブトが数多く風に揺れている。
標高2,360mで左岸側の岩下に風の通るダケカンバの木陰がありしばし休憩。
さらに快適に登り、標高2,460mで2分する。左は稜線のガレ場からのルンゼで、ここでは右に採る。昨日観察していた通り、ここからは緑一色の草付の中を詰める。
青い空と合わせ爽やか。もう100m余りで終了だ。稜線の鞍部が良く見える。
だんだん傾斜が強くなり、草付の草の根本を押さえながら高度を稼ぐ。
最後は灌木の末端の枝を掴んでわずか距離10mで鞍部にぴったり出た。
同時に目の前に槍・穂高連峰の風景が展開。このルートの達成感に浸る。
荷を残置し空身で赤沢山へ。ハイマツの間にしっかりした道があり、ひとつ小ピークを越えて南北に長い赤沢山の山頂へ。単独行の人が2人いた。
今日は素晴らしい秋晴れの展望で、昨日の中山といい、天気に恵まれたことに感謝。
写真が撮れないのが残念だが、雄大な展望の前ではほんとうに小さなことだ。
 
赤沢山から西岳へ
鞍部から一気に登るとテント場を過ぎてヒュッテ西岳に着く。
天気がいいので空身で西岳へ登る。黒部湖のブルーが鮮やか。
 
西岳から殺生へ
今山行はもう一般道だけなので「気が向くまま」と言いたいところだが、山の会に計画書を提出しているので当然計画通り進む。
3連休なので多くの登山者と行き交う。
水俣乗越は北鎌尾根に行った時以来だ。
東鎌尾根を登ってヒュッテ大槍から巻き道で殺生へ。
既に多くのテントが張られ、狭いスペースに居場所を決めた。
昨夜とは大違いのギャップが楽しい。
 
【行程3日目】行動時間 7時間00 天気 晴れ時々曇り
殺生4:30〜5:00槍ヶ岳山荘5:35〜7:55奥丸山8:10〜ワサビ平〜11:30新穂高温泉
 
殺生から槍ヶ岳の肩を越え、新穂高温泉へ下山
朝4時半ヘッドランプを点けて出発。
槍ヶ岳の肩で山頂に登ろうと列に並ぶが一向に進まない。
山頂へはもう何度も登ったのであっさり諦める。
山荘前で大勢の登山者に混じってご来光を拝んでから下山の途に就いた。
 
 中山と赤沢山はともに天気に恵まれ3連休にも関わらず静かで展望を満喫できる充実した山行となった。
赤沢山東面のルンゼは困難なところは無いので、またいつか天気のいい日を狙って再訪してみたい。
 
posted by: horiuchi | 北アルプス | 19:44 | - | - |-
北アルプス 沢登り (某沢)

【期 日】2014726日(土)〜27日(日)

【参加者】H内ほか7名 全8

【ルート】某沢

 

  北アルプスの沢に出掛けた。

  快晴の暑い日で絶好の沢日和。

  久し振りの大人数で若い人が中心で賑やかだ。


 


  1日目は大滝を1時間掛けて高巻きする。

  その先で岩魚を釣る。

  夜は焚き火を盛大に、岩魚の塩焼きも。


  
 

  翌日は打って変わって朝から大雨

  源頭はお花畑の中を登山道に。

  激しい雨の中飛ばして下山する。

  下山すると同時に雨はあがった。

 

  温泉の後は富山市内で皆といつもの寿司屋へ。
それにしても下界は暑い!

  12日の軽めの沢登りを楽しんだ。

posted by: horiuchi | 北アルプス | 17:59 | - | - |-
いざ涸沢へ
5/2~5/6 CL 宮本,SL 小林,SL  楠堀,梅比良,倉嶋(長崎山岳会)

今年は,参加メンバーのキャンセルが相次ぎ,私は4月下旬に左手第4指を脱臼した上に,直前になって風邪を引いてしまったので,一時は辞退も考えたくらいでした.そんなこんなで,ヨットコドッコイショ隊で出発となりました.無理は禁物です.小林号に乗って,一路上高地へ.

5/3
いつものすき家で朝食後,上高地へ向かいます.アカンダナ駐車場でタクシー会社の運転手に声を掛けられ,半信半疑ながらタクシーで上高地入り.1台で5人分の荷物と人を運んでくれました.駐車場料金のことを考えれば,こちらの方が便利かな.





ところが,上高地を出発してすぐに,「ドーン」という大きな音と揺れを感じる,それが間断的に続く.それはなだれだ,焼岳噴火だ,いや,地震だ!と分かったのは徳沢に着いてからだった.岐阜・長野一帯で地震が続いていたのだ.先が思いやられる.

明神にて




うめちゃん,何思う.


5/4
この日も天気が良い.明神岳がよく見える.東陵をずっと見ていたが,まだ登っている人はいなかったみたいだ.


今日の予定は涸沢に入ってみて様子を見る感じだ.体調はまあまあといったところか.

新村橋を渡って対岸から進行する.


横尾に着くと,年末に行方不明になった名越さんの関係者が捜索に当たっていた.横尾で橋を渡る登山者を見つけては,女性が話しかけて捜索依頼を行っていた.

屏風岩と取り付きへの入り口


圧巻の屏風岩を通り過ぎ,じわりじわりと高度を上げる.


横尾から2時間半近く掛かって本谷橋に着く.


梅比良さんが遅れたので,様子を見に迎えに行く.一緒についていてくれていた小林さんの後ろ5分くらいの所まで迎えに行く.やや調子が悪そうだ.
単純に計算しても.ここから涸沢まで梅比良さんの今日のペースなら5時間はかかる.どうしたものかと思う.先に着いたものから迎えに行くということになって,先に進むことにする.

本谷橋上部から


涸沢へ詰めあげていく




途中あたりから,なぜか調子が上がってきて,通常のタイムコースで登ることができるなあと思いながら,早く着いてしまってもテントも持っていないし,困ったものだと休みながら下部を見渡す.倉嶋さんが上がってきて様子を聞いてみるが判然としない.仕方なしに休みながら進む.

奥穂高岳方面を眺めながら進む.


北穂高岳


ザイテングラードを見上げる.


涸沢ヒュッテと涸沢小屋への分岐点


涸沢ヒュッテ




テン場


結局涸沢ヒュッテには,大休止いれながら2時間半で着く.荷物を置いて,倉嶋さんにテン場を探してもらうように頼んで梅比良さんを迎えに行こうかと思ったら,宮本さんも着いた.
夕暮れまでにはまだ時間があるが,梅比良さんの姿は見えない.どこまで降りればいるのだろうかと思いつつ,それとなく梅比良さんは登ってきていないか,他の登山者に訊いてみると,梅比良さんらしき人が登ってきているということが判明した.ダーッと下っていくと,ようやく梅比良さんと合流.大体1時間ちょっと掛かったくらいまでの地点まで降りたところだ.荷物を交換してゆっくりと進む.かなり調子が悪そうだ.あと少しというところで宮本さんが迎えに来てくれた.そして,何とかテントにたどり着くと,そのままシュラフに入って寝入ってしまった.

仕方なしにビールを飲むことに.


5/5
なぜか天候が悪化して,多くの人が下山していった.




梅比良さんもゆっくり降りる.結局は涸沢止まりだった.

宮本さんのアイゼンは雪団子になって,苦戦した.


下山の途中から雨になって冷たかった.


雨の中とぼとぼ上高地へ向かいました.


ゆっくりゆっくり上高地までたどり着いた.冷たい雨の中のキャンプは諦め,岐阜まで移動して泊まりました.無事下山できてよかったと思いました.
 
posted by: kussan | 北アルプス | 23:59 | - | - |-
初雪山から犬ヶ岳、明星山へ縦走(後編)
 

【山行日】 201452日(金)〜5日(月) 34

【参加者】 H

【地形図】 1:25,000地形図 舟見、小川温泉、越後平岩、小滝

【ルート】

朝日小川第二発電所(朝日町蛭谷)〜大地山登山口〜鍋倉山〜大地山〜初雪山〜犬ヶ岳〜栂海山荘〜相沢山〜オッカブロ山〜柴倉山〜源太夫山〜ヨシオ山〜村杉山〜横前倉山〜一本松山〜ヒヨドリ池〜明星山〜岡集落〜小滝駅(糸魚川市)

ルート図


後編 犬ヶ岳より明星山へ


【行程
3日目】行動時間 10時間05分 天気 晴れのち時々曇り

1595.7三角点(初雪山北)5:401270m鞍部(標高点)6:50〜北又谷源頭(標高1230) 6:557:50栂海新道標高1540m地点8:008:15犬ヶ岳8:35〜栂海山荘8:45〜相沢山9:3010:05オッカブロ山10:1010:45柴倉山11:4012:15源太夫山12:2013:25ヨシオ山13:4014:30村杉山14:4015:30横前倉山15:3515:45 標高1080m台地

犬ヶ岳から柴倉山へ

栂海山荘の前から見たところ相沢山山頂部とその手前は結構藪が出ているように見える。


栂海山荘前より相沢山、柴倉山方面

その藪は出発からすぐに始まる。

アイゼンが枝に引っかかり、手に持ったピッケルが邪魔だ。
藪は出来るだけ避けたいところだ。

残雪はブロック状の垂壁を伴っていることが多い。
また雪面も傾斜が強いと繋がっていても巻けない。
クラックが走っている箇所も多くなり気が抜けない。

藪の濃さ、クラック、雪面の繋がり、尾根の左右でどちらが得策かなど見極めながら進む。

34回、藪を抜けるが、枝が下方に向いており登るには大変だ。
下るには支えになるが、しかし枝はよく滑る。

相沢山は近づいてみると尾根の右に雪が続き山頂を通らずあっさり通過できた。

その先は藪が出ていなく、広くなって歩き易いたおやかな尾根がしばらく続く。

オッカブロ山手前からの朝日岳、黒負山

緩やかで広い尾根がオッカブロ山まで続き、山頂で休憩。

特徴は無いが展望は相変わらず雄大。

柴倉山までも広い尾根がゆったり続き、まさしく稜線漫歩。

余所見をしながら歩いても安全だ。 

柴倉山は2つピークがあり、北のピークがやや低いがそちらに三角点がある。

(三角点は雪の下で実際には見えないが)

この柴倉山の山頂には大きなカモシカの先客が居て、登ってくる私をずっと観察している。

 
柴倉山山頂にいたカモシカ      相沢山と犬ヶ岳

いよいよ山頂だが、直下で動かずにしばらくお互いを観察しあう。

カモシカも人間を見るのが珍しいのか、興味があるのだろう。

そのうちカモシカに退いてもらって山頂は人間に交代。

以前からこの山の名前は地図で見て知っていた。

県境から明星山までの間では一番顕著な山だ。

こんな不遇な山にこそ登ってみたいと思っていた。

念願が叶い感動。もちろん360度の展望だ。

持っていた飲料も無くなったので、この山頂で大休止とする。

雪を融かしてコーヒーを沸かし1L作る。

行動食を食べ、紅茶も作り、優雅で至福のひと時を過ごす。

前には朝日岳から黒負山、聖山、赤禿山の稜線が手に取るように見える。

その稜線はこちらより少し長そうだが、縦走できるのだろうか興味が湧く。

柴倉山からは先の尾根の様子が見える。穏やかな連なりが見渡せる。

そろそろどこに泊まろうか? 地図と目で追う山並みとを合わせて思案。

山頂で小一時間過ごした。

 
柴倉山から東に稜線を見る      県境稜線を振り返る

 

柴倉山からヨシオ山へ

ここまで比較的順調に歩行が捗った。天気も今日は大丈夫そうだ。

これから先、あまり急ぐ必要はないが、明日は天気が下り坂の予報だ。

山頂を辞し、しばらく北に向かい、少し東に向きを変える。

少し急になって順調に下降してくと前方がすっぱり切れたクラックの縁に出た。

前に見える山々の展望に目を遣っていたのでクラック手前5mほどで気づいた。

かなり大きく裂けており、尾根を横断している。さてどうしようか?

良く見るとずっと右に行った箇所で収束しているようだ。

右手の巻きながら次第に急な傾斜になる。

スリップして滑落しないよう慎重に登り気味に巻く。

途中からバックステップで足元を決めながらクラックの繋がった際を越えて下方に繋げた。

その後はどんどん下降していき、登りに転じて緩やかに登り返すと、何の特徴も無い源太夫山に着いた。三角点も無く、平凡そのもの。


源太夫山山頂より朝日岳、黒負山

源太夫山の登りあたりからは尾根の左側にブナ林が続くようになる。

雪庇はほとんど落ちており心配する必要は無いが、時々張り出しがあるので注意。

源太夫山からは標高差150mの下りだ。颯爽と駆け下る。

下り着いた先は細い尾根のため藪を心配したが、雪はずっと途切れずに続いていた。

前年の熊棚をところどころで見かける。見事な枝折で棚状に束ねてある。

結構太い枝を折っているので相当な力持ちなのが分かる。

ヨシオ山へは鞍部から最初は急な登りだ。雪は午後になっても安定しており、順調に進む。

ヨシオ山山頂手前で久し振りに藪に入る。この藪の中に色の濃い鮮やかなカタクリの花がイワウチワと混ざって咲いている。何度か写真を撮る。

 
ヨシオ山に咲くカタクリ   熊棚 あちこちにあった

藪は僅かで抜けたすぐ先がヨシオ山山頂だ。

ときどきヨシオさんと山に登るが、この山名は人の名から採ったのだろうか?

長めに15分休憩し、残りの歩きに備えて英気を養う。

 

ヨシオ山から横前倉山北東の台地(標高1080)まで

山頂から120m下り、ひとつ小さなコブを越え、60m登って方向を変える。

この鞍部にも熊棚が多く、このあたりには熊が多く生息しているようだ。

しかし今回の山行では熊の足跡は見当たらなかった。

村杉山は名前の通り杉の大木がところどころ叢がっている。
全て稜線の西側だ。


村杉山の稜線をゆく 遠くは明星山

村杉山の杉の日陰で休憩。
鳥の囀りも聞こえ出し、少し標高が下がったのを実感。

ここからは尾根のアップダウンが余り無く、歩きやすい。

地形図で今日の泊まり場を決めていた。

しばらく単調な稜線歩きを続け、やがてだだっ広い横前倉山に着く。

山頂はそのまま通過し、その先を下った標高1080mの尾根が広くなり南に平坦な支尾根を派生する台地に着く。

ここは想像通り泊まりにはうってつけの場所だ。

右に明星山、左に青海黒姫山を望むブナの疎らに生えた絶好の場所だ。

青海黒姫山を望む稜線より一段下の盆地状の中でテントを張った。

周りの微高地が風を遮断し、展望もいい。

今夜は静かで暖かい夜となった。

明日は尾根が複雑で、明星山の尾根取り付き地点までは進路に気を遣う箇所だ。

寝る前に地形図で予習をしておく。

  
テントを張る 稜線北側の平坦地   テントからの青海黒姫山

【行程4日目】行動時間 6時間25分 天気 曇り

横前倉山北東の台地5:25〜一本松山6:056:35ヒヨドリ池6:45〜明星山北西尾根末端(標高920)7:007:50明星山8:159:00北西尾根末端9:109:35林道に出る9:45〜岡集落11:1011:50小滝駅

 

横前倉山北東の台地からヒヨドリ池を経て北西尾根末端へ

曇っているので暖かい朝を迎えた。

雲が全天を覆っているがガスは掛かっていない。幸い雨も降っていない。

風は弱くまずまずの天気だ。

テントから正面に黒々と青海黒姫山が見える。

出発し、ひと登りで尾根に。向こうにはやはり黒く明星山が見える。

まず下りから始まる。左に緩く旋回し鞍部に着く前に右手の沢の右岸の斜面を下る。

やがて斜面は傾斜で歩き難くなったので雪の詰まった沢の芯を下降する。

左に稜線が見え始めると沢を離れ一本松山の尾根に取り付く。

穏やかな台地状のうねりの向こうに格好良く明星山が見える。


一本松山への登りから明星山を見る

一本松山の山頂手前では少し新緑が出始めたブナ林が美しい。

一本松山には細い松が一本生えているが、まさかこれで名前が付いたとは思えない。

山頂からは少し急な下りとなり、下方に行くほど末広がりで降りる。

鞍部に降り着くと南北に長い地峡状になっている。

東に向かってひと登りすると、芽吹き始めた細いブナが整然と並んだ美しい森になる。
 
ブナの台地をゆく          若いブナ林越しに明星山

台地の微小なうねりの間を縫いながら東に向かって適当に進む。

やがて20m程度高くなった平坦な尾根が南北に走っていて、その上に出る。

東の展望が開け、ここで南に折れる。

今度は明星山から北東に伸びる尾根の末端を正面に見ながら進む。

時間があるので、途中からヒヨドリ池方向に進むことにし、尾根を左に離れる。

ヒヨドリ池はまだほとんど残雪に覆われているが、少し水面が出ている。

そこは薄いブルーが透けて見え綺麗だ。曇天でなければもっと鮮やかだろう。


春浅いヒヨドリ池

周りにもあまり木が生えてなく、浅い新緑が彩りを添えて明るい。

池からは南に向かう。低い場所を縫いながら、コブには登らずに済ませる。

やがて尾根に合流し、次第に左に旋回し、若干下ると尾根末端に着いた。

残雪で覆われた広い鞍部に出た。ここに荷を置いて明星山へ往復する。

 

北西尾根末端から明星山へ往復

はるか西の大地山からここまでは犬ヶ岳を除き登山道が無いところを歩いてきた。

ここからは久し振りに道のある区間だ。

そのため明星山への登山者のトレースを期待していた。しかし見当たらない。

明星山への登山道も雪の下で分からない。

末端の急斜面を登りやすそうな場所から取り付くことにする。

40mほど登って尾根上に出ると雪が無くなった。しかし登山道は無い。

そのまま倒木や藪で進み難い尾根を強引に進むが、これではえらく時間が掛かる。

どうなることやらと思ったが、10分余り悪戦苦闘すると突然道が現れた。

やれやれだ。

そこからはしっかりした登山道を進むが、石灰岩の露頭と木の根が絡み、歩き難い道だ。

おまけにアイゼンを着けているので引っかかって大変。

20分ほどして展望が開けてくる。

 


アイゼン、ピッケルは邪魔なのでここに残置して登る。

心配していた雪壁は無く、山頂手前で雪稜を歩く場所があったが問題ない。

小一時間で三角点のある山頂に着いた。山頂には雪が無い。

初雪山から明星山まで完結できて充実感に浸る。

しばらく休憩し、南に足を進める。

石灰岩の間をすぐで、南に展望が大きく開けた場所に出る。

明星山は岩壁登攀で有名だが、ここから南の一帯がエリアだろうか。

今日は雨が降りそうな天気だが幸いガスはない。
県境方面はガスで見えない。
雨飾山や駒ヶ岳など頚城方面はなんとか見えている。


雨飾山など頚城の山々

しばらく展望を楽しんだら下山だ。

山頂からはそのまま元来た道を戻る。

下方で道が雪の下となった箇所からそのまま雪面をダイレクトに降りて元に戻った。

 

北西尾根末端から林道へ

鞍部から小沢の右岸斜面を適当に下る。

次第に新緑の色が濃くなってきて、春を感じるようになる。

やがて複数のワカンの踏み跡が出てきて、その跡を追う。

30分ほどで雪に覆われた林道に出た。

 

沢の右岸を下る                  標高が下がると新緑

林道を小滝駅へ下山

林道脇にはフキノトウやコゴミがたくさん出ており、緑色が鮮やか。

山腹を縫う林道をのんびり辿り、下に行くほど緑が濃くなってくる。

岡集落に着くと、帰省していた人達の別れを惜しむシーンに2度ほど出会う。

GWで一時この静かな集落も賑わっていたようだ。

振り返ると、明星山がかなり高くなって見える。

 
明星山を振り返る          小滝川より明星山

南の壁は相当迫力があり壮観だ。

やがて小滝川に降りつき、県道から国道と出るころに雨になってきた。

雨が強くなる前に静かな小滝駅に辿り着き、無事縦走を終えた。

GWの4日間、他の登山者には出会わない静かな山旅となった。

12:24発のディーゼルカーに乗り、帰路に着いた。


 
旅の終点 小滝駅

 

今回、悪天候にも遭遇したが、充実した山旅となった。

あとで調べてみると、相沢山やオッカブロ山といった山名があることが登山地図やネットで分かった。

場所が正確でないかも知れないが、よくこんな山奥にこまめに山の名前があるものだと感心する。昔の人の生活は今よりもっと山に近い場所にあったのだろう。

縦走していると右側に見える朝日岳から五輪山、黒負山、聖山、赤禿山と続く山脈の存在感が大きかった。いつかあの尾根を辿っても面白そうだ。

posted by: horiuchi | 北アルプス | 21:33 | - | - |-
初雪山から犬ヶ岳、明星山へ縦走(前編)
   サブタイトル 北アルプス最北部 東西横断山行

【山行日】
2014年5月2日(月)〜5日(金) 3泊4日

【参加者】 H

【地形図】 1:25,000地形図 舟見、小川温泉、越後平岩、小滝

【ルート】

朝日小川第二発電所(朝日町蛭谷)〜大地山登山口〜鍋倉山〜大地山〜初雪山〜犬ヶ岳〜栂海山荘〜相沢山〜オッカブロ山〜柴倉山〜源太夫山〜ヨシオ山〜村杉山〜横前倉山〜一本松山〜ヒヨドリ池〜明星山〜岡集落〜小滝駅(糸魚川市)


ルート図


200748日に初雪山へ登った。

その時に残雪に輝く県境稜線が初雪山への稜線からよく見え、是非犬ヶ岳まで行ってみたいと強く思った。それから地形図をよく眺めてみた。

県境を越えた東側にも明星山へ向かって長い尾根が走っている。

一層、初雪山から犬ヶ岳へ登り、県境を渡って明星山へとそのまま繋ぐと面白そうだ。そう、そうすれば北アルプス最北部の東西横断山行になる!!

初雪山に登って7年が経ち、3年前から実行しようとしたが他の山行に出掛けたりしてなかなか都合が合わなかった。

参加者は募ったが他に無く単独行だ。単独行には慣れているので気楽に行こう。だが、ちょっと懸念がある。
それは犬ヶ岳への標高差
300m程の急登のこなし方だ。

本やネットで調べてみたが初雪山から犬ヶ岳へ抜けた記録がどうも見つからない。地形図で見る限り、等高線が詰まっていて西向きの痩せ尾根なので雪は付いて無さそうと予想できる。尾根が無理なら南の尾根が幾分緩いのでそれを利用するか、一層のこと、雪の沢筋を詰めるかだ。ただし、沢は落石、ブロック雪崩が心配で気が向かない。とにかく現地で判断しよう。ダメなら戻るしかない。

前回は滋賀から車でいった。今回は広島からの長い移動と、入下山口間が離れているので列車で行くことにした。

 

泊駅へは懐かしい元急行用の普通列車で降り立った。新幹線が開業したらもう乗れない。なんだか寂しい気がする。山行にはボックスシートが似合うのと思うのだが・・・。事前に聞いていたバスは私の勘違いで蛭谷(びるだん)に行かないと運転手から言われる。直後、ちょうど駅に来たタクシーを運よく捕まえ、朝日第2発電所まで入ってもらった。

運転手曰く「今年はどうも雪が少なくここ3週間ほどで急激に融けた」「初雪山への客は今年初めてだ」とのこと。

果たして尾根に残雪が豊富にあるのか先行きが少し心配だ。

前編 初雪山から犬ヶ岳へ


【行程1日目】行動時間 3時間00 分 天気 晴れ

朝日小川第二発電所13:4514:05大地山登山口(夢創塾) 14:1515:45鍋倉山16:0016:45標高940m地点

 

発電所前から鍋倉山へ

発電所でタクシーを降り、小川右岸の林道を進む。日照りが強く、気温も高く暑い。

川原は緑に蒸せ、春盛りだ。20分ほど歩いた夢創塾という場所が登山口だ。

 
北陸本線 泊駅                  朝日小川第二発電所前

 

2007年のときは登山道の存在を知らなかったので別の場所から登った。
ちょうど塾の人がいて登山道入り口を教えてもらう。
休憩と登山準備のためしばらく時間をとる。
この時点で既に汗びっしょりだ。
今日は水を担がないことにした。

予備日を含め5日分の食料、燃料で荷が重く、少しでも軽量化のためだ。

泊地に残雪があるのが条件だ。

大地山登山口

周りの尾根を見渡すと新緑が眩しく、標高が低い場所は残雪が全く無い。

登山道はいきなりロープの張ってある斜面の急登から始まる。喘ぎ喘ぎゆっくりとした歩調で高度を稼ぐ。
ツツジの花が見ごろで鮮やかだ。ギフチョウの姿も見た。
みるみる高度を稼ぎ、眼下に小川の流れが見える。
緑萌える尾根は綺麗で、鳥の囀りも多く春爛漫。でも体は大汗を掻いて不快だ。

登山口から1時間余りでP638の平坦地へ。木陰で休むがなかなか汗が引かない。

この先で道は尾根の右をトラバース気味に進む。このあたりからブナの木が現れ、綺麗な樹林となってくる。

鍋倉山三角点に着くと目の前に初雪山へと続く稜線が見えてきた。暑くてしばらく休憩。


鍋倉山から小川流域の山々 雪が少ない

 

鍋倉山から標高940m地点まで

15分ほど山頂で休憩し出発。ここからやっと残雪が現れだした。 

しばらく緩いアップダウンで進む。7年前に登った南からの支尾根を合わせる。

P838の尾根が広くなったところから一面残雪に覆われるようになった。やれやれだ!
今日は午後遅い時間からスタートしているので、早く雪が現れてほしいと
いう気がしていた。

泊にいい場所を探しながら登る。スコップは持参していないので、自然な平坦地を見つける必要がある。

標高940m、地形図の等高線が白く抜けた箇所は絶好の台地となっていた。

暗くなるまではまだ時間が早いが景色もいいのでここまでとする。


標高940mの台地で泊まる

夜の帳がおりると梟がテントの真上のブナの枝で鳴き始めた。
大音響で感動的。(録音させてもらったらどんなに良かったか!)
うっとりする声を30分くらい聴かせていただいた。

テントから外に出ると富山平野の夜景がオレンジ色に揺らめき幻想的だ。明日の天気に期待して夜9時に就寝。

 

 

【行程2日目】行動時間 5時間00 分 天気 快晴のち10:35から強風、濃霧、雨

標高940m地点6:206:45大地山6:551223.1三角点8:209:20 P1231 9:25(天候急変10:35)10:40初雪山11:0011:20 1595.7三角点(初雪山北)

 

標高940m地点から大地山へ

朝は快晴で迎えた。辿る尾根は初雪山まで前回どおり。

分りやすいすっきりした尾根で周りの風景を楽しみながら進む。緩やかで広い尾根を大地山へ。
テント地から標高差220mを30分ほどで着いた。

広い山頂からはこれから向かう初雪山への稜線が手に取るように見える。

前回もそうだったが、雪が途切れて藪尾根が出ている箇所が今回も見える。

この大地山へは北の黒菱山、焼山から縦走にいい尾根が繋がっている。

標高こそ低いが日本海に近く、豊富な残雪を利用しての縦走も面白そうだ。

山頂で10分ほど景色を堪能。

大地山山頂から剱岳方面

 
大地山から初雪山への稜線             藪こぎ

 

大地山から1223.1三角点へ

大地山からは少し方向を右手に振り、緩い下りを続ける。

P1143標高点の手前は藪が出ており、藪に突入。距離は短く5分ほどで終わる。

P1143から先は広く伸びやかな尾根がそのまま三角点まで続く。

三角点周辺は雪が無く、潅木の中にひっそり設えてある。

 

1223.1三角点から初雪山へ

さて三角点からは30mほど下り、登り返しでまた雪が途切れて藪を進む。

ここも短いが、最初の雪から這い上がる場所は枝が全て下を向き始末が悪い。

45分で抜け出し、この先はもう藪はない。

P1247手前からはさらに広大な尾根となり白い大地が続く。

剱岳や毛勝三山、奥大日岳の白い山々が見渡せ爽快だ。

快調に進み、P1293先の凹地は右側を通過し、両側に高まりのある真ん中を進む。

それから先は尾根が急になるが雪は安定しており楽に高度を稼ぐ。

西の空が少し霞んでいるが結構遠くまで見えている。

上空には筋状の雲が少し出ている。

P1431で一旦少し下ってからは山頂まで緩い登りが続く。

初雪山真西の標高1540mのピークでも西に毛勝山などが見えている。

ところがそれから5分ほどで進行左手の谷間から雲が這いあがって来た。

急に風が強まり、尾根右手からも下方から上に向かってガスが湧いて来た。
初雪山の南西の1491.5m峰の背後も白くなっている。

嵐の直前の1491.5mを望む

ついさっきまで富山平野まで見通せていた空だったのに・・・・・?

まぁ、山頂まであと10分も掛からないし、またそのうちにガスが取れるだろう。・・・・とこのときは思っていた。

にわかに強風になったが10分ほどで山頂に達した。山頂にある高い塔の根元で風を防いでいると、気温が下がるのが分る。

さらに風が強まり、ガスが見る見る濃くなってホワイトアウト状態となった。

10分余り塔の根元に這いつくばって、冷静に天候を観察する。この間の気温、風の吹き方などでこれは当分続くと判断した。

それにしても長い間の山の経験をもってしてもこれほど劇的に天候が急変する体験は少ない。嫌だがこれはこれとしてめったにない貴重な体験だ。

雨も混じりだし、行動中止と判断。しかし場所が悪い。ここは吹き曝しの山頂だ。

答えは2つ。1つは来た道を戻り標高1300m地点の凹地に逃げ込む。

2つは山頂部の三角点までの間で風の避けられる場所を見つける。(その先は急な下りで、尾根がはっきりしないので視界の無い中での下降は無謀。もし下っても相当高度を落とさないと風を避けられない)

そこで折衷案として三角点まで進んで風が避けられる場合が無い場合は標高1300m凹地まで引き返すことに決断。

 

初雪山から1595.7三角点(初雪山北)まで

珍しくめったに使うことのないコンパスで方位をあわせ前進。

進む方向は分かっているが、悪天候で万が一の勘違いを防止するためだ。

ちょうど距離感で三角点あたりまで来たところで潅木に囲まれた場所を発見。

ここならよほど風向きが変わらない限り大丈夫とみた。本日は午前1120分に行動を打ち切る。

テントの中で暖かい飲み物を取り、冷えた体を温める。

テントが風で軋むが、潅木のおかげでずいぶんましだ。飛ばされる心配はない。

これが正解で、雨は夕方までに止んだが夜中まで風が吹き荒れた。

9時、外に出るとみると相変わらず風と濃いガスに包まれている。

しかし日付が変わる頃、急に風が収まって静かになった。外は見ずにそのまま快適に眠った。

 

【行程3日目】行動時間 10時間05分 天気 晴れのち時々曇り

1595.7三角点(初雪山北)5:401270m鞍部(標高点)6:50〜北又谷源頭(標高1230) 6:557:50栂海新道標高1540m地点8:008:15犬ヶ岳8:35〜栂海山荘8:45〜相沢山9:3010:05オッカブロ山10:1010:45柴倉山11:4012:15源太夫山12:2013:25ヨシオ山13:4014:30村杉山14:4015:30横前倉山15:3515:45 標高1080m台地

 

1595.7三角点(初雪山北)から北又谷源頭(標高1230)

朝起きると昨日の天気とは一転して快晴だ。西の空が少し白みはじめている。

スパゲッティとスープ、サラダなどで朝食を済ませる。テントから初めて見る風景は絶景だ。

真正面にこれから向かう犬ヶ岳が見え、その右手に頚城、妙高、高妻、戸隠の連山が迫る。

テントからの風景 犬ヶ岳と背後に妙高、戸隠連峰

テントに居ながらにしてちょうど犬ヶ岳から太陽が出た。朝焼けの光景を堪能しつつ出発準備。

初雪山からが今回の山行の本題だ。今日の天気が終日持つように祈って出発。
初雪山の頂の左背後に朝日岳が見える。

初雪山山頂と朝日岳

初雪山の長い南北の頂稜からの下降点はちょうどテントを張った場所だった。そのまま北東に急な尾根を下る。

夜中からの急激な冷え込みで雪はしっかり締まっている。アイゼンが快適に決まり、気分爽快。

真正面に雄大な展望を見つつ早い歩調でどんどん高度を下げる。

一旦平坦になったところは痩せ尾根で三角形のリッジを快適に進む。
 
リッジをゆく                    初雪山を振り返る

 

さらに下り、標高差300mをわずか25分で降り着いた。

周りの尾根や斜面に朝の斜光が差し込み、コントラストが美しい。

鞍部からひとつコブを越え、広い平坦な尾根を進むと、右手に北又谷の左股を挟んでその先に朝日岳や長栂山が覗き、絵になる素晴らしい風景だ。
しばし見惚れる。
 
朝日岳、清水岳、猫又山、剱岳を望む

そこから2つピークを越える。そのピークからはから犬ヶ岳へのルートがはっきりと見え出した。

犬ヶ岳への取り付きが今回の山行での最大の問題だ。

しっかり観察するとそのまま尾根通しで辿ることはほぼ困難だ。

尾根上部には岩場が黒々と見えている。それに茶色の地肌も。

しかも下部には濃密な藪と急傾斜が待っている。南側の尾根に目を移すと、雪の付き具合からして無理。

雪の急斜面に大きなクラックが走っているし、藪の区間も長そうだ。冷静に観察し答えを出した。

北又谷の源頭から稜線近くまで繋がっているルンゼが下から上部まで見渡せる。
 
犬ヶ岳へのルート(赤色ライン)           犬ヶ岳へのルート(地形図)

 

残雪が途切れずに続いており、両岸からのデブリもあまり認められない。これを詰め上げることにする。

今朝の冷え込みと西向き斜面で陽が当たらないため安定していそうだ。

落石やブロック雪崩が怖いが今日の条件ならその可能性は低くほぼ大丈夫だろう。

上部の傾斜のきついところでスリップさえしなければ行けるだろうとみた。

上から覗いたところ、1270m標高点のある鞍部からは容易に谷に降りられそうだ。

その1270m鞍部へは残雪がところどころ途切れ、藪を2,3度渡る。

また、場所により残雪がブロック状になっており登り降りの場所をうまく選定する。

鞍部からは安定しており快適に谷に降り着いた。

北又谷源頭より剱岳を望む

北又谷源頭(標高1230)から犬ヶ岳へ

下から見上げると思ったほど傾斜はきつくない。デブリもあまり無く、全体的にすっきりとしている。

比較的真っ直ぐ上部まで見渡せるので進路の判断は要らない。固く締まった雪質で条件は良い。

さて詰め上げる。一応、落石や雪のブロック崩落に気を付けるため常に上部を注視。

すばやく抜けた方が良いので、休憩なしで一気に詰め上げることにする。

というか上に行くほど急斜面で休憩する場所も無い。
  
北又谷源頭から県境を見上げる           初雪山へ続く稜線を見る


ピッケルは雪が固く深くは刺せないのでスリップしたら止められない。

アイゼンを一歩ずつ慎重にかつ素早く決め、みるみる高度を稼ぐ。

背後には次第に初雪山が大きく競りあがってきて、朝日を浴び壮観。

雄大な展望を背に、この山奥での登高を大いに楽しむ。

傾斜が最大と思われる箇所を無事通過し、やや傾斜が落ちてくる。

これで犬ヶ岳へ登れることを確信した。標高1470mで二俣となる。さてどちらに行こうか?

観察すると稜線への比高が低い右が良いと判断。

雪の最上部まで詰め上げて休憩。ここまで来ればもう安全圏だ。

その先、激藪はうまい具合に僅か205分ほどで終わり栂海新道の登山道に躍り出た。

登山道は概ね道が露出しており、アイゼンを着けたまま歩く。

ひとつコブを越えて30mほど高度を上げると犬ヶ岳の山頂に着いた。

大展望をほしいままに明るい山頂で展望を堪能する。
やはり南の朝日岳が圧倒的な存在感があり、もちろん初雪山のボリューム感も素晴らしい。

あの山を越えてきたという感慨も一際だ。

ただ少し惜しいのは霞があり、遠くの山々はいまいちはっきりとは見えない。

それでも妙高、頚城や剱岳はいつ見ても素晴らしいし見飽きない。

一段下に鮮やかな色の栂海山荘が見えている。

中を覗くと綺麗だ。以前夏に縦走した時に立ち寄ったことがある。

東にはこれから辿る柴倉山が良く見えており、尾根の状況をよく観察しておく。

快晴で誰もいない静かな場所から静まり返った山々の展望を満喫。

犬ヶ岳から明星山へは後半につづく

posted by: horiuchi | 北アルプス | 19:04 | - | - |-