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氷ノ山(敗退)
2/15〜17 氷ノ山縦走(敗退)の巻(CL楠堀,SL天本)

 2/15の晩に広島を発って,中国道を一路西へ.播但道から氷ノ山の兵庫県側に向かう.播但道の降り口を間違えて和田山で降りてしまったが,何とか氷ノ山の麓に到着.氷ノ山国際スキー場の手前にあるチェーン装着場に車を停めて,今晩はここで仮眠とする.とりあえずテントを張って,ビールを飲んで寝る.既に午前3時半だ.

ところが午前5時頃から,除雪車が稼働して,1時間半ほどで睡眠は終わってしまった.その後もスキーバスに乗ってくる子ども達が元気にはしゃぎ周り,騒々しい朝を迎える.簡単に朝食を取って,スキー場に向かう.スキー場の駐車場に車を停めて,登山口に向かう.このあたりのスキー場は,関西圏からのお客さんが多いようだが,雪での運転に慣れていない人が多いみたいだ.FR車の後輪だけにチェーンを巻いて,坂道を降りようとする怖い車も.

福定から大久保方面へ歩き,とある小屋で曲がると,目指す「1019鞍部」からのブン回し中途半端コース?入り口がある.ブン回しコースの途中から稜線に出るのだ.今朝は雪が多いなあと思っていると,地元のおじいちゃん,おばあちゃん達も「今日はすごいで」みたいなことを言ってくる.確かに「今日はすごい!」.

ここで曲がって登山口を目指す.
 

民家を抜けてしばらく行くと,農地脇の小道に入っていくが,ここから除雪が無くなるのでラッセルが早々に始まる.

小道を進むと,農地を抜けるようになるのだが,道がよく分からない.08年の年末に来た時の記憶を頼りにするが,方角は分かるもののどうも違うようだ.結局は天本さんの「冷静な地図読み」が功を奏して,近くにあった小尾根を登っていけばいいことが分かる.テープも発見した.雪は新雪で深い.私はスノーシュー,天本さんはワカンだが,スノーシューが完全に雪に潜り込んでしまって,スノーシューに乗っかった雪を振り落としながら前進するようになって,一挙にペースダウンする.やがて夏道が右手谷下に見えてきた.行けども行けどもなかなか進まない.ストックを前に出して体重移動して前のめりになりながら足を踏み出す,そしてストックを出す.これの繰り返しで進む.

 


やがて,稜線が見えるところまでやって来るが,ここから稜線まであがるのが大変だ.何とか稜線まであがるものの,積雪量が多い.風で雪が飛ばされていないかなあと期待したが,たっぷりの雪が積もっている.

稜線の雪も多い.


08年年末の稜線.指導票が見えたが,今回は完全に埋没していた.


ここまでのペースは夏時間の3.5倍程度かかっている.08年の年末に来た時は,ここから最初の避難小屋まで1時間50分かかっていたから,どう考えてもまたしても途中敗退だなあと思う.日暮れとともに避難小屋かなあ,などと思っていたが,結局敗退を決定する.北方面から氷ノ山への冬季の記録が少ない理由がよく分かった.

ここで天本さんから雪洞に泊まろうという提案が出る.登ってきた斜面に雪洞をつくって泊まっていこうというものだ.持ってきたテントは簡易テントなので,その方がいいかなと考えて,少し下りて雪洞作りに入る. 2m程掘り下げると草が見えてきた.結局,スコップひとつしかなかったので,2時間も費やして雪洞を作るが,入り口がやや大きくなってしまった.テントや雪の塊で入り口をふさいで中に入る.何はともあれごはんにしよう!私はいつもの通りの焼きそば.二つをあっという間に作り上げて終わる.天本さんは,耐えながら何とかスパゲティーを作っている.かなり時間をかけて作り上げたスパゲティーは,かなりのできばえだった.

楽しきひととき
 

が,こうしている間にも冷気が入り口から入り込んできて,徐々に体を冷やしていく.このまま過ごすことを想像してみるが,寒さに耐えながらトイレを我慢し,朝まで寝袋にくるまっている姿しか想像できなかった.「いささか後悔しているどころではなくて,激しく後悔しているぞ!」と笑い飛ばして,退却を決定する.
荷物を詰め込んで,ヘッドランプを頼りに下山にとりかかる.あれだけ辛かった道も,結局1時間半ほどで車に戻ることに成功. こうして,またしても冬季氷ノ山は敗退となってしまった.うーん,考え直さねばならないなあ.
posted by: kussan | 関西の山 | 19:44 | - | - |-