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湯泊から七五岳、烏帽子岳、高盤岳を経て永田岳、永田浜へ
【期 日】2015年9月19日(土)〜22日(火・祝)3泊4日
【参加者】H内
【地形図】1:25,000地形図 栗生、宮之浦岳、永田岳
【ルート】

 湯泊バス停〜湯泊歩道登山口〜七五岳〜ミノの小屋跡(⇔烏帽子岳へ往復)
 〜ワレノ岩屋〜デー太郎岩屋〜高盤岳北西鞍部(⇔高盤岳へ往復)〜花之江河
 〜黒味岳別れ(⇔黒味岳へ往復)〜投石平〜宮之浦岳〜焼野三叉路〜永田岳
 〜鹿之沢小屋〜桃平〜姥ヶ岩屋〜竹ノ辻〜永田岳登山口〜永田バス停(⇔永田浜へ往復)

 
屋久島は今回で5回目。
今回はシルバーウィークを利用しての山行なので静かそうなルートを考えた。
まだ辿っていない湯泊歩道から登り主稜を縦走し、永田歩道を下る南北縦断ルート。
樹林美の山を巡る旅を目的にする。
前回は鯛ノ川の沢登りだったので宮之浦岳と花之江河の間の縦走は4度目になる。
屋久島の南に位置する七五岳や烏帽子岳からの展望や岩
峰を眺めることと、
それに恐らく九州で一番の高低差のある永田歩道を辿るのも魅力だ。
広島から新幹線と夜行バス、朝の高速船トッピーを乗り継いで湯泊バス停に向う。

 

【行程1日目】行動時間 4時間20分 天気 晴れ時々曇り、14時から曇り
湯泊バス停12:00〜15:35湯泊歩道登山口15:45〜16:20 標高980m直登ルート分岐先の広場

 
湯泊バス停から湯泊歩道登山口へ


以前にも立ち寄ったバス停前の商店でミカンとビールを買って出発。
コンクリートの急な登りの車道歩きで暑くて大汗をかく。
1時間ほどで車両通行止めの看板が…。
新しい車道をクロスし、川に沿うようになると林道は大きく崩壊。
跡形も無いところに出た。巨石が道を埋め尽くす。
車道を離れ、崩れた斜面を登って近道をする。
しばらくは車道の崩れた場所が断続的に続くが、上部に向かうほど程度がましになる。
バス停から3時間半で湯泊歩道登山口に着いた。
そのころから天気が怪しくなり、少し霧雨が混じる。
少し上部からはガスも掛かり始めていて島の天気予報はあてにならない。
ここで泊まるか迷ったが、明日の行程を考えて先に進む。

 
湯泊歩道登山口から標高980m直登ルート分岐先の広場まで

歩道に入ると道は安定していて、林道とは大違いだ。
緩やかに辿る。
足元を見ると細くて痩せたヤマビルが2匹靴に取り付いているが、元気が無さそう。
40分余りの山道歩きで七五岳への直登ルート分岐だ。
分岐のすぐ先に広場が見え、その背後には広く陰湿な池跡がある。
今日は曇天で薄暗く、森は少し不気味だが、この広場に泊まることとする。
鹿の走る音と鳴き声で少し騒がしい。
水はすぐ先に水量の多い沢があり困らない。
背後の池は、後に屋久島のガイドさんから聞いたところ、ここでトリモチを作っていたとのことだ。
人が開拓した跡なのだがこの時は知らなかった。
夜は曇ったままで、漆黒の闇だ。ラジオを付けるとなんと電池が消耗している。
夜中は何故か鹿や猿の声はせず、風もなくラジオも聞けず静まり返った一夜となった。


 
 
【行程2日目】行動時間 8時間25 天気 曇り時々晴れ 正午から曇りのちガス
標高980m直登ルート分岐先の広場6:50〜8:30七五岳東鞍部(⇔七五岳8:45〜9:30)9:40〜10:10ミノの小屋跡⇔烏帽子岳10:30〜11:00)11:20〜12:45ワレノ岩屋12:55〜14:10デー太郎岩屋14:20〜高盤岳北西鞍部15:00〜15:15高盤岳

 
標高980m直登ルート分岐先の広場から七五岳へ

朝の天気に期待していたが夜が明けるとやはり曇天だ。
幸いガスは掛かっていない。
薄暗い森を左に登り気味にトラバース。
沢を2回渡って尾根に取り付く。
短い間隔でテープがあり、踏み跡は薄いが辿るには問題ない。
意外と藪は薄くて思ったより歩き易いがやがてかなりの急登となってくる。
風がなく今日も暑い。
鳥の声も少なく静かな登りだ。
だんだん木々が大きくなり、森の雰囲気が素晴らしい。
背後から少しずつ青空がのぞくようになり、天気が期待できそうだ。
尾根は上部に向かうほど急になり、次第に道も怪しくなってくる。
目印も少なくなりよく見ておかないと道を外すようになり時間が掛かる。
10m進んでテープが無ければ道を外していることが多い。
晴れてきて前方の高みの岩峰が青空を背景に威圧感をもって迫ってくる。


1時間40分掛かってやっと稜線に出た。
樹林の中で展望はないが分岐点は賑やかにテープが付けられているので明瞭だ。
ここに荷を置き、ちょっとした岩場のロープを頼って高度感たっぷりの山頂に。
北側に大きく展望が広がり、東に烏帽子岳やジンネム高盤岳も望める。
しかし残念なことに稜線から南側はガスが湧いていて見えない。
南側は見えないが、ガスが渦巻く稜線は迫力がありより一層奥深く思える。
黒味岳や永田岳は少し霞があるがまずまず見えている。
さてこの山頂で大休止。風が心地よく汗も一気に引いた。


七五岳から烏帽子岳へ
分岐に戻って樹林の中の道を緩い登りで辿る。
しっかりした踏み跡で、25分ほどで広場からの道に合流。
その後3分でミノの小屋跡の小広場へ。2張りほどテントが張れそうだ。
ここに荷を置き、少し休憩。
そのまま直進して烏帽子岳へ向かう。
森の中の緩い登りで見印が頻繁にあり進路は明瞭だ。
山頂に着くころ右手はガスが掛かる。
山頂には大きな岩がありその先へ進むと露岩から北東に大きく展望が広がる。
圧倒的にジンネム高盤岳の存在が大きい。


ボリュームのある山で山頂の南側に露岩が見えている。
結構風が強くなり寒くなってきた。
巨岩の基で屋久島主稜の眺めを堪能する。



 
烏帽子岳からワレノ岩屋へ
半時間ほど山頂で過ごしもと来た道を戻る。
ミノの小屋跡からは山腹を辿る道となる。
平坦に進めたら楽そうだが、岩や木々を避けるため微妙にアップダウンがある。
岩や礫も多くしかも段差も大きく疲れる道だ。
だが苔蒸していて自然との一体感は素晴らしい。


時々ある標識も時間の経過で木々の緑に埋もれ掛けている。
長く山腹を巻く道だが、やがて濃いガスに包まれる。
森はより幻想的な雰囲気になって良いのだが、少し困ったことがある。
それは今回の山行でジンネム高盤岳に登るのが目的の大きなひとつだからだ。
このガスでは展望は望めそうにない。
ジンネム高盤岳の山頂の南の岩場からの展望を期待していたのだが…。
1時間半ほどでワレノ岩屋に着いた。少し休憩だ。
ここからジンネム高盤岳に取り付く予定だったが割愛する。
いつか淀川の沢登りの時にこの山に登ることとしよう。

 
ワレノ岩屋からデー太郎岩屋へ
ワレノ岩屋からは一旦緩く下ってP1,565を左にかすめる。
大きく右に旋回した先の尾根の上に出たところにはテント1張り分のスペースの小広場がある。
このあたりは複雑な地形で小さなコブと凹地が頻繁に現れ現在地の判定が難しい。
しかし森は深く、苔蒸していて屋久島のど真ん中をゆく気分はいいものだ。


登山地図のデータロー岩屋の位置は間違えており、P1,574の北の鞍部だ。
沢を渡ったすぐ先に看板があり、道の右に小さな広場がある。
このあたりの森の雰囲気も素晴らしい。
予定ではここで泊まることにしていた。
しかし昨日に続き全く展望のない薄暗いところで泊まるのは面白く無さそう。
ジンネム高盤岳を割愛したので、明日登る予定の高盤岳まで進むことにする。

 
デー太郎岩屋から高盤岳まで
尾根を緩く登ると次第に右に巻く。
やがて小沢を渡り、平坦にさらに小さな沢を2回ほど渡って登りに転じる。
ガスが掛かったり取れたりの繰り返し。


高盤岳の北西の鞍部に登り着く。
ここから道を離れて右に曲がり、そのまま尾根を辿る。
よく登られているようでしっかり踏み跡があり、テープも付いている。
鞍部から15分ほどで山頂に達した。

ここは遠くからはカマボコを太刀割ったような岩が並ぶように見える山頂だ。
山頂の北東側の岩の基部には平坦で展望のいい広場が2か所あり、期待通りだ。
小花之江河の湿原と木道が良く見渡せ、人の声がひっきりなしに聞こえてくる。
こちらはまだ誰とも出会わず静かだったが、急に人声で賑やかになった。
夕暮れはガスが晴れ、前方に黒味岳の姿が望めた。
うまい具合に風は背後の岩で遮られ、快適な夜を迎える。
夜は満点の星空が広がった。


 
【行程3日目】行動時間 8時間25 天気 曇り時々晴れ 時々ガス
高盤岳7:30〜高盤岳北西鞍部7:40〜8:10花之江河8:20〜8:35黒味岳別れ(⇔8:50〜9:10黒味岳)9:35〜9:50投石平
10:10〜11:20宮之浦岳12:35〜焼野三叉路12:40〜13:40永田岳15:10〜ローソク岩展望台15:35〜15:55鹿之沢小屋
 
高盤岳から花之江河へ
朝、種子島の南海上から朝日が昇る。



雲が多く、日の出後また雲の中に太陽は隠れた。
明るくなって、不思議な虹が東の空に出た。
縦に垂直に伸びた虹で、初めて見る光景だ。
北西の鞍部に下り、湯泊歩道を北に進む。
道が深くえぐれたところが多くアップダウンがある。
しばらく鹿の親子が道を先導する。
途中の沢で行動用の水と洗面を済ませ、先に進むと栗生歩道分岐ですぐ先が花之江河だ。
途端に人の声がいっぱい聞こえてくる。
湿原の入口には通行止めの表示があり、湯泊歩道が対象になっていた。
林道区間の車両通行止めと思っていたのだが…。
湿原では原の真ん中でオス鹿が草を食べている。
登山者を全く気にしていないようだ。
淀川への分岐で大勢の登山者の中に入る。
紅葉はまだまだで色彩はいまいちだ。10分弱休憩する。

 
花之江河から黒味岳へ

ここからは過去何度か歩いた道だがすべて南下したので、今回北上するのは初めてだ。
まず黒味岳への分岐点まで登って、黒味岳へ空身で登る。


まずまずの風景が広がるが、辿ってきた湯泊歩道沿道の山々を岩の上から望む。
高盤岳、ジンネム高盤岳、烏帽子岳、七五岳は霞んでいて色が冴えない。少し残念。
北の宮之浦岳やその左に永田岳が望めるがやはりガスが掛かり山頂は見え隠れしている。
山頂は巨岩の上なので風が強く寒い。

 

黒味岳から宮之浦岳へ
分岐に戻って投石平の花崗岩の上に陣取って長めの休憩を取る。
さすがシルバーウィークで他にも大勢の登山者が休憩し賑やかだ。
前の2日間の静寂とはあまりにも対照的なのが面白い。
風が弱く、さっきの黒味岳山頂の登山者がよく見える。
少し晴れ間も出てきて明るい縦走路はやはりいつ歩いても気持ちいい。
投石平からはしばらく登りが続き、その後山腹や凹地状を辿っていく。
栗生岳への登りで直射日光が強くなり結構汗が出て暑い。
今日は道が整備された登山道なので行程が捗る。
このままでは鹿之沢小屋へ早く着きそうなのでスローペースで歩く。
宮之浦岳山頂は大勢の登山者で賑わっていて、前回2月の雪の中を来た時とは大違い。
山頂に着くとガスに覆われ展望が閉ざされた。
眺めの良さそうな岩の上でいつか晴れるのでは?と思いつつ一時間余りも過ごした。
出発間際になってガスが切れてやっと永田岳の雄姿が望めた。

 
宮之浦岳から永田岳へ
焼野三叉路から永田岳へ向かう。
焼野からは登山者が他にいなく、また静かな歩きとなる。
笹を掻き分けながら前方の永田岳が近づいてくる光景は何度味わってもいいものだ。


永田岳は笹の明るい緑の中に花崗岩の露岩が点在していて独特の景観で好きな山だ。
本格的な登りの前に小広場と右手の沢の水場がある。
少しジグザグを切りながら高度を稼ぎ、山頂直下の分岐点へ。
ここに荷を置き、山頂へ。
永田浜の方向はガスで見えない。
宮之浦岳は正面に見え、黒味岳もガスで見えたり隠れたりしている。
ガスの流れを眺めていると結構面白く、菓子やコーヒーを沸かして優雅な時間を過ごす。
結局山頂で一時間半もゆったりした時を過ごした。


 
永田岳から鹿之沢小屋まで
今日はもう下るだけだ。
途中で鹿の親子が花崗岩の岩の上でこちらを眺めている。
なかなか可愛らしいいいポーズで写真に写ってくれた。


道は雨水でかなり深く溝状に抉れており、登ったり巻いたり下ったりで、段差も大きく
大変だ。それでも快調に下ってくと、ローソク岩展望台に着いた。
着いて見上げた時は岩が綺麗に望めたがつかの間。
写真を撮ろうとしてザックからデジカメ取り出しているうちにガスに包まれてしまった。
休憩も止めて、そのまま下降する。
屋久杉の森が少し見渡せる場所からは遠くなった黒味岳が見えて山深さを感じる。


水の音が近づいて来てしばらくで、鹿之沢小屋に着いた。
永田岳山頂から道が悪いこともあり思ったよりも時間が掛かった。
小屋は相当年季が入っており、いかにも山小屋といった感じで好感が持てる。
周辺の森の感じが素敵だ。
小屋の横から水場の沢を渡った先には快適そうな草地のテント地もある。


中を覗くと誰もいない。
テント泊も魅力で迷ったが小屋に泊まることにする。
中はかなり薄暗いので、外で晩御飯の支度をしていると、2人連れの青年がやってきた。
道が大変でもう明日には降りるとのことで、同じく外でご飯だ。
夕刻、関西からの若い女性4人を連れたガイド2人の計6人のパーティがやってきた。
今夜は計9人の賑やかな夜となった。
夜中はネズミが走り回り、耳障りで寝にくい。
食料をちゃんとザックに入れかったのが悪かった。
夜中外に出ると月で明るい。しかし星も案外多く見えている。
森のシルエットも美しく、しばらく夜空を眺めた。

 
【行程4日目】行動時間 7時間55 天気 晴れ時々曇り
鹿之沢小屋6:40〜7:45桃平8:10〜8:35姥ヶ岩屋8:45〜9:40竹ノ辻9:45〜12:40永田岳登山口12:45〜13:45永田バス停
14:50〜14:05永田浜14:25〜14:35永田バス停
 
鹿之沢小屋から桃平へ
朝、ガイドさん達と小屋前で少し話をしてからそれぞれ出発。
ガイドツアー一行は花山歩道へと進んで行った。
さてこちらは予定通り永田歩道へ進む。
しばらく沢の右岸山腹を辿る。
急な下りは無く、道は広く安定して歩き易い。
沢を渡渉するところはロープがあるが、水は少なく靴も脱がず簡単に渡る。


左岸を少し辿って今度は巨岩の沢を渡るが岩の上を辿るだけで水は隙間を流れている。
やがて右手の尾根に登り、平坦に近い道をしばらく進む。
登山地図の桃平のピークは登らず、尾根の右手山腹を複雑に巻き進むようになる。


結構複雑にルートが付けられている。
そのうち尾根に復帰したところが桃平の広場だ。
大きな木々に囲まれた落ち着きのある良い雰囲気の広場でテント泊も快適そう。
そのすぐ北にある岩の上に登ると永田岳や障子尾根、永田浜まで見渡せる爽快な展望が得られる。
この岩の上は心地よく、今日は気温も快適で30分も風景を眺めながら休憩してしまった。




 
桃平から竹ノ辻へ
この先、ずっと展望が無いまま深い樹林の中を進む。
木々がところどころ被さり、歩き難くなってくる。
永田歩道はテープの見印が相当頻繁に付けてある。
ルートを間違いそうなところには長い紐で通せんぼもある。
おかげで道を外す心配はほとんどないが、どこにいるのか地形図で
見ると進行具合が分かって楽しい。単調で長い道を延々と辿る。
姥ヶ岩屋は尾根の上にあり、三角形に隙間になっている。
湯泊歩道のワレノ岩屋よりも湿気が少なく快適そうだ。


この先、広い風景な望めないが小さな沢を渡ったり、山腹を巻いたりと変化がある。
八井の鼻(地形図は竹の辻)の南側の凹地状を越えたり複雑な地形の場所を巧みなルート取りで進む。
左の高まりとの鞍部を抜けて尾根の左山腹を巻きながら下降するところからは国割岳が見える。


さらに下って標高1,210mの細い尾根の張り出しの手前が竹の辻(現地の標識)だ。
ここにある標識は標高を間違えている。
日が照っているので暑いが狭い木陰で少し休憩。

 
竹ノ辻から永田岳登山口へ
竹ノ辻から少し下って1,186mの鞍部を通り、登りに転じる。
標高差30m登ると右手の小さなコブとの鞍部に達する。
ここでしばし休憩を入れる。
さてここからは本格的な下りになる。
最初山腹をトラバースしていき、すぐに尾根をくだるようになる。
しかし、地形図の破線通りではない。
結構複雑にルートが敷かれている。
尾根を下降して途中から急に巻きに移る箇所が3か所ほどある。
尾根をそのまま進んで行けばよいのにと思うのだが、急な箇所を避けてのことだろうか。
ただ巻くところで水が得られるのは利点だ。
この下りも頻繁にピンクのテープが付けられておりルートは明瞭だ。
標高720mあたりと460mあたりで水が流れていた。
P457で最後の下りに備えて長めの休憩を入れる。
永田川の音が聞こえてくる。
標高300mあたりからは下部は植林主体となる。
最後はトガヨケ沢の右岸台地の植林の中を辿って林道に降り着いた。
ここが永田歩道登山口だ。
背の高いヘゴノ木が登山道入り口のすぐ横に生えていて南国ムード満点。


 
永田岳登山口から永田バス停まで
登山口からは永田の集落に向けて林道歩きだ。
わずか先で左山腹から水が勢い良く流れていて、汗を拭く。
顔も洗ってさっぱりする。
砂利道は横河渓谷入口の分岐で終わる。
橋の上から山の方を見上げると雲が多いが奥まで見通せた。


アスファルトの道を辿り、民家の並びを眺めつつ歩く。
あまり聞いたことのない蝉の声がたくさん聞こえて下界はまだ夏の様相だ。
集落を抜けると広い水田の中に道が続く。
振り返ると緑一色の中に遠く永田岳が見えている。


見覚えのあるコンクリート造りの商店を右に曲がった先が永田バス停だ。
ここは前回沢登りの後に1日観光で訪れた懐かしいところだ。
待合室が新しく出来ていた。
13:30のバスは出た後で、予定のバスまで一時間余りある。

 
バス停から永田浜へ散策
以前訪れた永田の浜へ散策に出掛ける。
田圃のあぜ道を抜けて、林を越えると海原が広がった。


真っ白な砂とエメラルド色の海が綺麗だ。
砂浜の水際を辿ってみる。
浜の砂が堆積した高みに座ると、永田川の広くなった河口と海が両方見渡せる。
乗る予定のバスがちょうど橋を渡っている。


東には真っ黒な雲があってどうやら雨が降っている気配。
ここは太陽が照って明るい。
木の緑、海の青、雲の白のコントラストが強く、なかなかいい眺めだ。
雨雲が来そうなので早めに切り上げてバス停に戻る。
バス停に着くと予想通りぱらっと小雨。火照った体に気持ちいい。
夏らしい天気の中、山行を終えた。

 
 
バスの待ち時間で宿探しの電話をする。すると2回目で取れた。
シルバーウィークでなかなか空いていないと思っていたがラッキー。
バスの運転手S藤さんはすごく面白い方で、いろいろ山の話などの会話で楽しい時間を過ごさせていただいた。
運転手さんの話によると永田歩道のテーピング(見印)は永田の人がひとりで毎年手入れされているとのことだ。
宿は宮之浦の街中から少し離れた静かな高台にある一軒家。
夕方宮之浦の街で夕食を食べようとしたが時間が早いのかあまり店がやっていない。
初めて屋久島に来た時よりもなんだか少し寂れたような気がする。
平屋建ての宿は新しくて快適だった。
翌日フェリーハイビスカスで船旅を楽しみつつ帰路についた。
次は花山歩道から栗生にでも歩いてみたいな。

 

 
 
 
 
posted by: horiuchi | 九州の山 | 22:09 | comments(0) | - |-