山行記録の検索
Calendar
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930 
<< November 2018 >>
LINE
最新の山行記録
山行形態
コメント一覧
リンク
携帯用QR
qrcode
RSSATOM
冠山から安蔵寺山へ縦走

【期 日】 2017年2月25日(土)〜26日(日)

【参加者】 H内、O藤

【地形図】 1:25,000地形図  安芸冠山、安蔵寺山

【ルート】 潮原温泉〜冠山〜寂地山〜額々山〜後谷山〜河津峠〜△974.4〜上畑峠〜

      安蔵寺山〜上高尻

 

 地味な縦走も好きだ。

 中国山地は山が低く、そうした歩きが似合うと思う。 

西中国山地で比較的長く歩ける縦走コースとしては3回目の計画だ。

冠山を起点または終点にして、

冠山から恐羅漢山へ、小五郎山から冠山へいずれも残雪期に縦走した。

今回は冠山から寂地山、額々山を経てだらだらと長い尾根を辿る縦走をした。

ちょうど益田市と吉賀町の市町界をなしている。

過去2回は単独だが、今回はO藤氏に参加いただけることとなった。

 

【行程1日目】行動時間 9時間10分 天気 曇り時々小雪

潮原温泉7:50〜8:50林道交差9:00〜10:30冠山10:45〜源流の碑11:10〜13:40寂地山〜13:55〜14:15額々山14:30〜西よけ岩16:05〜17:00河津越手前(標高830m鞍部)

 

 潮原温泉から冠山へ

 車道の終点あたりには車が停められないので、潮原温泉の高速道高架橋下から出発。

 トレースは上部で林道をクロスした先で次第に分からなくなってきた。

 ワカンを着け、目印テープを追いながら適当に沢沿いを登ってゆく。

 3年前に恐羅漢山へ縦走した時より雪は少なく楽に進む。 

 広い尾根に達し、ルートを外れそのまま尾根の芯を辿る。

 天気は次第に悪くなりかけている。

 小雪がチラつく中、ブナ林の中を登り詰めて冠山山頂へ。

 雪はあまり多くなく、標識はしっかり露出している。

 

 冠山から寂地山へ

 山頂にはトレースがあり、どうやら松の木峠からのようだ。

 トレースを辿って西に向かう。

 やがて広く平坦な林の中を進む。

 霞があり、小雪も舞っていて現在地の特定が難しい。

 少し先でトレースは南と西に分かれている。

 西(右)に向かってすぐ、「太田川源流の碑」に出た。

 そこから広い森の中を西に進む。

 このトレースは松の木峠に最短で向かっているようなので、離れる。

 しばらくして松の木峠から尾根を進んできたトレースに合流する。

 やがて次第に右に旋回するが、このトレースが寂地に向かっているものと思っていた。

 しかし最初は迂回しているものと思っていたがやがて小さな流れを渡る。

 トレースはその先で斜面に取り付く方向に進む。

 あきらかに方角が違い迂回では無い。トレースは冠山に取り付いているのだった。

 

しっとりした美しい森を彷徨う

 

 寂地に向かっているとの思い込みで20分ほどロス。

 地図はやはり見る必要があった(反省)

 そこで少し戻り適当なところから今度は読図で直接寂地山方向に向かう。

 寂地山へと続く稜線には山頂までトレースは無かった。

 P1282の北の鞍部を斜めに抜けて、次のピークは巻き、ようやくP1316に取り付く。

 広く緩やかな場所の樹林帯では本当に読図は気が抜けない。

 上部に向かうと樹氷が美しいが青空が無いので冴えない。

 冠山から3時間弱もかかってようやく寂地山に達した。

 山頂へは西側からトレースがあった。

 

 寂地山からテント地(河津越ひとつ手前の標高830m鞍部)まで

 山頂から少し戻って樹林の中を額々山目指して下降する。

 よく見ると木々の間から額々山が見えている。

 鞍部から登りになり、額々岩を西に巻いて山頂へ。

 冠山や広高山、寂地山がよく見える。

 遠く五里山や恐羅漢山が霞む。

 寂地山山頂あたりも樹氷が白く輝き美しい。

広高山と立岩山、十方山方面を望む

 

広高山(左)と冠山(右)

 

 額々山からは明瞭な尾根を辿る。

 高度を徐々に下げると次第に雪が少なくなってくる。

 時々笹も顔を出している。進む尾根は意外と植林が多い。

 思っていたほど自然林は少なく綺麗な尾根では無い。

 額々尾根という名があるようだ。

 平たい石を重ね合わせたような岩塊が尾根上にところどころ現れる。

 西よけ岩に近づくにつれ、ところによっては藪と地面が露出するようになる。

 ワカンでは歩き難く、歩行が捗らない。

 西よけ岩を越えると、すでに16時を回っている。

 後谷山(△937.6)手前に絶好のテント地があったが、もう少し進むことに。

 ひとつコブを越えた先の鞍部は風が当たらず、雪で平坦になったところがあった。

 今日はここまでとする。

 鞍部からは南方向真正面に小五郎山の全景が望め、いい場所だ。

正面に小五郎山が見える

 

 水は北に谷を5分ほど下るとよく流れていて3L確保した。

 夜はすき焼きとお酒でゆったり過ごす。

 夜半、時々星が見えているが雲も多い。

 

 

【行程2日目】行動時間 8時間15 天気 曇り時々ガスのち時々晴れ

テント地鞍部6:30〜6:50河津越7:00〜P871 7:50〜△974.4 8:50〜9:35上畑峠9:50〜11:20 842m鞍部11:30〜P1028 12:20〜13:25安蔵寺山13:35〜14:55上高尻登山口

 

テント地鞍部から上畑峠へ

朝は5時前に起きカレーうどんを食べる。

結構冷え込んで、昨日とは違って雪が締まり歩くのにワカンなしでも快適だ。

河津越に着くと、南に河津へ峠越えの道が下っている。

さてこの峠から先はゆったり広い尾根を緩やかにアップダウンしながら進む。

進行右手が目指す安蔵寺山の方向だが、尾根は大きく南に向かう。

相当遠回りで、距離が嵩む。

一旦北西に降りて、別の尾根を登った方がかなり短縮だ。

しかし、忠実に尾根を辿る。こんな縦走ルートだから人気が無いのかな。

おかげで静かな縦走を楽しめる。

今日はしかし、雲が多く、安蔵寺山は霞んで遠くにぼんやり見えている。

進行左手には小五郎山や容谷山、右谷山を眺めながら歩く。

額々尾根より植林は少ない。

やがて右側斜面が伐採された展望のいい場所に着く。

こからは右手後方に安蔵寺山が望める。

これから辿る△974.4周辺は自然林に包まれた山並みだ。

P887の次のピークより974.4三角点峰を望む 奥の流域は自然林が多い

 

沢が接近している縦走最南端あたりは雰囲気のいい明るい自然林が続く。

三角点974.4に達し、戻るように鋭角に左に曲がる。

降りた先は広い台地になっている。

右手に小沢を俯瞰しながら小枝の煩い尾根を下降する。

進路は北に大きく変わり最初は緩やかに進む。

ヤドリギがこの辺りは多い。1本の木に多いもので10数個着生している。

また伐採地が尾根まで達しているところに出る。

ここからはようやく近くなってきた安蔵寺山の山塊が正面に見えてきた。

上畑峠の南の920m峰より安蔵寺山を望む

 

 標高差160m余り下って峠に近くづく。

トンネルの上は平らだが、尾根は両側とも急に落ち込んでいる。

トンネルの上には降りず、三葛側の県道上に降りた。標高760m。

 

上畑峠から安蔵寺山へ

 ここでO藤氏がこの先を辞退すると言われる。

 昨日は9時間余りの歩きで疲れ気味のようだ。

 足の状態も少し心配そうで無理しないとのこと。

 そこで、H内単独で安蔵寺山を目指すことにする。

 O藤氏は県道を歩いて上高尻へ下山。

 峠から尾根に戻ってしばらく平坦に近い尾根を進む。

 ここからは概ね吉賀町側が植林になっていてすっきりしている。

 快調に飛ばして進む。1時間ほどでP954手前まで来る。

 ここはピーク手前で尾根が下がっているが、雪が降ってきて視界が悪い。

 慎重に進路を定め、無事842m鞍部に降り着いた。

842m鞍部

 

 登りに転じるとほぼ自然林の中を行くようになり雰囲気が良くなった。

 右手に安蔵寺山の山塊が大きく迫ってきて、登行欲がそそられる。

 P1028の先で右に折れる。

 ここからは正面の急な尾根に挑む。

P1028より正面に安蔵寺山が迫る

 

 一旦鞍部まで下って、さてここから縦走のハイライト、標高差300mの一気登りだ。

 明るいブナの森になり、尾根を直上する。

 上に向かうほど、尾根らしく無くなり、山腹斜面をそのまま登るようになる。

 途中でちょっとした岩が露出しており、急な雪面にステップを刻んで進む。

 進行右側には大きなブナも少しあって森が深く感じられる。

 上部は灌木が煩わしい。このルートを下りに使うには進路採りが難しそうだ。

 次第に木が小さくなってきて背後には辿ってきた山並みが覗く。

 やがて展望地のベンチが見えてきて、トレースも見えた。

 ここは過去2回無雪期に来ており懐かしい。山頂へは5分ほどで着いた。

 冠山から寂地山を経て長い尾根を辿り安蔵寺山へ達した。

 辿ってきた山並みがうねりながら冠山へ続いているのが俯瞰できる。

 霞で色が冴えないが縦走達成のちょっとした充実感を味わう。

 

 

安蔵寺山から上高尻へ下山

O藤氏に下山開始を連絡し、一般道を下降する。

最初は正面に香仙原を望みつつ下山だ。

しばらく降りた先からは冠山から延々続く尾根が見渡せた。

やはり結構距離を感じる。しばし歩いてきた尾根がどこか目で追ってみる。

辿ってきた尾根を見渡す 右に左に大きく蛇行している

 

どんどん飛ばして快調に尾根を下る。

展望台から1時間20分で県道沿いの登山口に降り着いた。

O藤氏と合流する。

今日は日曜なので町営バスは運休だ。

七日市まで歩いたら11劼△蝓⊆,旅島行きバスには間に合わない。

しばらく歩いた先でタクシーを呼んで七日市へ出る。

タクシーの運転手によると道迷いになった登山者を何度か乗せたとのこと。

 

下山後の移動

乗車するバスは16:58発広島行きだ。

バスの発車時刻まで50分ある。

女子高生に待合室を譲ってもらいO藤氏と山の話を・・・・。

定刻にやってきたバスは空いている。吉和で降り、さて最後のひと仕事。

潮原温泉まで自転車に乗り15分で到着。

再度吉和バス停に車で戻ってO藤氏と合流し帰路についた。

 

時々小雪の舞うあまりいい天気ではなかったが、雪質がよく長い縦走を楽しめた。

 西中国山地の主要な尾根を3回にわけてそれぞれ1泊の縦走で達成感を味わえた。

さて今度はどこを縦走しようか・・・・・・・・・・・・。 

  

posted by: horiuchi | 中国の山 | 23:05 | comments(0) | - |-