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初体験,そして断念.

楠堀,大藤(安佐岳友クラブ)

3/26-28

 

2月の雪上トレーニングは「ノロわれてしまった」ので,トレーニングはまともにできなかったので,どこかで雪上トレーニングをしようと考えていたら,大藤さんが手伝って下さるとのことで,休暇を取って大山の振り子沢に入ることにした.

 

目標はGW岳沢からの一本.転落事故以来どこまでできるのか,どこまで回復しているのか,楽しみでもあり,やや緊張気味でもある.大藤さんには三次まで来ていただき,そこから車で奥大山スキー場へ.スキー場はすっかり雪がなくなっている.ゲートもまだ閉まっていた.

奥大山スキー場

 

ゲートは閉まっていた.

 

ここから入るが雪は少ない.

 

樹林帯をひたすら進む.

 

鳥越峠付近

 

駒鳥小屋

 

2015年3月に大山東尾根を登った時と同じように,鳥越峠付近を目指して,そこから振り子沢に入る計画だ.今年は雪が少なく快適に進む.駒鳥小屋には結局16時頃着いた.駒鳥小屋の横にある階段は崩壊気味だったので,ここでアイゼンを履くことにした.ところが探せども探せどもアイゼンが見つからない.週末に家族がやってきてこども達には危ないので押し入れに一旦しまったままだったことを思い出すが,もう遅い.スコップも忘れていた.駒鳥小屋には入れないので,小屋近くにテントを張って,この日は翌日の計画の確認をして,早々に寝ることにした.

 

27日は5時に起床して,6時半過ぎから小屋前の斜面を使ってトレーニングを始める.大藤さんからアンカーの取り方を丁寧に説明を受け,色々確認しながら進めていった.スノーバー3本使えばかなり安定することも分かった.斜面は50mロープで2ピッチ程度の高度差で,それを細かくピッチを切って登って行く.まずはじめは丁寧にゆっくりと行った.結局登って降りて3時間かかった.二人だけで行っているので,写真は撮れなかった.シートの上に座って,しばし休憩.

そして2回目.自分がスタンディングアックスビレーをしていて,途中で大藤さんがわざとすべっても大丈夫かどうか確認する.うん,なかなかいい感じだ.結果2回目は登って降りて2時間で終了.スムースに進む.

そして魔の3回目.何故「魔の3回目」なのか?学生実習などでもこれまでたくさん経験してきたが,3回目になると「もっと早くやろう,もっとうまくやろう」という気になって,結果多くの場合3回目のトライアルは2回目よりも悪くなり,時によっては1回目よりも悪くなることをたくさん見てきた.自分もその魔の3回目に入ることを理解しておけば良かった・・・.学生の気持ちもよく分かった.2回目がスムースだったので,目標を1時間半程度に自分の中で設定した.これが高望みだったのかもしれない.

自分が確保している時だった.ロープをまとめる事もうまくやろうとしてロープをたぐり寄せるが,実はピッケルにつけたカラビナに通したロープの,ロープがカラビナを通る手前の部分をたぐり寄せていたのだった.大藤さんが近づいてきて指摘され,初めて誤りに気がつく.全く確保になっていない.次のピッチでは,木にスリングを巻いて,セルフビレーを取ってしまい,ロープを使っていないことを指摘される.雪上のマルチピッチクライミングの練習だというイメージが根づいていなかったのか,ついいつもの天応の岩場でのセルフビレーモードにはいっていたことに気がつかない.結局魔の3回目はその通り「魔の3回目」になって終わった.時間もかかった.もう一本いきたかったが,これでもう午後5時くらいになってしまった.あたりは薄暗くなってしまったので,今日の振り返りと明日の行動予定を確認して終了した.

 

そして28日.この日は朝1本やって帰ることにしていた.昨日も昼から雪がくさってあまり条件が良くなかったので,朝だけやって,テント撤収して帰ることにした.

細かいミスが続いた.「この一本」というより「とにかく急いで」という気持ちになってしまったのが良くなかった.とりあえず斜面の最上部付近まで登って,最後に大藤さんから下りの懸垂下降をやっておこうと提案があった.自分もそれはやっておくつもりだったので,ちょうど良かったと思った.比較的大きな木にロープを巻き通し,それは大藤さんも見ていた.そして懸垂下降の準備に入って,ロープを投げることにした.そしてロープを投げた瞬間,二人とも「あっ」と声を上げた.ロープが飛んでいった.初めて見た.初体験だった.木に巻き通したはずのロープがそのまま飛んでいってしまった.この瞬間「終わったな」と思った.

幸いにしてロープは昨日のビレーポイントがバケツ状になっていて,そこに落ちたので,スリングで確保してロープを取りにいった.懸垂下降はむなしい気持ちでいっぱいだった.

 

帰りもスタスタと進んだ.途中熊の足跡を見つけた.スノーボーダーのお兄ちゃんが登ってきた.鳥越峠付近の斜面ですべりまくっていたという.斜面には確かに滑走ラインが見える.

熊の足跡

 

むなしさを感じながら帰途につく.

 

大藤さんを三次駅まで送り,家に帰って紙に今回のトレーニングの注意点をすぐに書き記した.壁に貼ってみようかと思ったが,GWは断念すべきだと思うとそれもできなかった.

 

後日,以前使っていたテレマークスキー用のシールと,シール用の接着剤を大藤さんに送った.スノーバーに貼って使ってもらうためだ.今年は夏に目標を切り替えることにした.まだまだ途上だということだけが刻まれた.

posted by: kussan | 中国の山 | 20:30 | comments(0) | - |-