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久しぶりのトレーニング

呉 烏帽子岩山 アイゼン尾根 K.

 

自分は「あえて自粛に専念」というわけではなかったものの、「自粛を選択」した。理由は言うまい。ただ自粛期間途中で心身の異変を感じ、何とか乗りきったものの、体力低下は拒めない。日常レベルの運動の必要性がここまで意識されたのは初めてだったかもしれない。ケガや手術で日常生活を送れないこととは意味が違った。

今回は無理せず、アイゼン尾根での単独トレーニングを計画した。

 

6月7日

その前の週に家族と2ヶ月ぶりに再会し、来週はこども達の友達と遊ぶということで呉に行くことにした。息子から「友達を紹介するから」と言われては行くしかあるまい。こども達にしてみればよく分からないし、考えもしないのだろうけれども、家族が離れて暮らすことが理解できるまでには時間がかかる。それでも呼んでもらえるのは嬉しい!いつも呉に行ったら山に行ってばかりなので息子は今回もあまり期待はしていないらしいが、こども達とも遊びながら自分も山に向かうことにする。

 

朝奥さんと歩いて登山口まで向かい、奥さんはそのままジョギングへ。久しぶりの登山口駐車場に向かうと、ご近所のご婦人とご挨拶をする。「お気をつけて」と言われ、「ありがとうございます」と返事をする。嬉しいものだ。駐車場にはアプローチシューズを履いた二名がいて、「ナメラですか」と尋ねると「はい」との返事。靴紐を縛りなおして出発する。

 

登山道が整備されていたり、導水管のパイプが通っていたり、テープが貼り直されていたりして、こういう間にも山の整備をしていた人たちのまなざしを感じる。アイゼン尾根の分岐に着き、ハーネス・ヘルメットやガチャ類をつけて、本番の体制で臨む。アイゼンつければ頂上まで1時間なので、50分目標に出発する。登山ブーツを久しぶりに履くので足裏が痛むが、すぐに慣れる。順調に進むが、途中途中で息があがる。若干ペースが速いかと思って心拍数を計ると160を越えているので、ペースを落とすことにする。

 

今回は久しぶりだったので、岩を落とさないこと、手のつかみ所・足の置き場所を丁寧に確認すること、勢いで登らないことをテーマにしてあった。こうしてそのことを意識しながら登っていき、体力が落ちていることを自覚すると、これまでの登り方が如何に雑であったのかが分かる。体力あれば体の勢いで重心移動させていたのかと疑問に思いながら登って行く。

 

結局43分で頂上に着いてしまった。頂上でも心拍数は160だった。トレーニングとしては良いのかもしれないが、確実に体力が落ちたことを実感する。下山のためのロープを準備し、5分で下山に掛かる。

途中で懸垂下降の練習もしておくことにしてあった場所で下りすぎてしまったので、登り返して懸垂下降の準備に入る。懸垂下降では「ロープ投げ」大失敗したこともあるから丁寧に確認し、ロープを流してしまわないように気をつける。下を見ると、赤いザックのようなものが見えたが動く気配がないので、花であると理解する。ロープを投げバックアップを取り、下降に入る。セルフビレー取って、ロープの末端を結んで流さないようにして、ロープを回収する。そしてもう一度懸垂下降。

 

特にミスらしいミスもなく、分岐に75分で戻ってきた。90分目標だったので、これも速すぎだ。

これまで手術やケガのあとに思い切って長距離歩行などのトレーニングをしたことがあったが、結局筋痛や関節痛の回復に時間がかかり、結果的に良いリハビリにならなかったことがあった。地道に山に向き合っている人は結局のところ強いのだと感じる。

装備を外していると上から人の声が聞こえてきて、時間も早いからナメラ岩によってみようかと一瞬思うものの、後ろ髪引かれる思いを断ち切って徒歩で戻る。クールダウンしながら帰ってからストレッチ。午後からはこども達の友達と遊ぶことも忘れない。

 

しかし、午後は流石に暑かった。こどもも大人も熱中症には気をつけながら遊ぶが、サッカーに野球、どこに飛んでいくか分からないボールに内心「ひぇー」と叫びながらダッシュする。久しぶりにこども達と思いっきり遊んだ気分に浸る。

 

自宅に戻ると流石に脱水気味だった。水分を取って休憩するが、本当に体力落ちてしまったことを痛感した。

posted by: kussan | 中国の山 | 21:17 | comments(0) | - |-
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