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大山東尾根を目指すが・・・。

JUGEMテーマ:スポーツ

 

大山東尾根2/9-10 CL K、SL H(他会会員)

 

ゲートをくぐってみると、こりゃダメだと思って、自分は車まで戻ることにした。Hさんはそのままつぼ足で行くと言う。ワカンとスノーシューがあったが、スノーシューを使ってみようと思う。久しぶりに使うことに決めた。3日前の奥大山スキー場のライブカメラではリフト下に土が見えていたので、やはり相当に雪は少ないだろうと思っていたが、思っていた以上の積雪量のようだ。

 

GWに備えて雪上トレーニングを兼ねて大山東尾根登攀を計画した。娘が二日前から熱が出ているが、インフルエンザではなかったのは幸い?か。離れて暮らしているので何もできないから、奥さんも快く?送り出してくれた。

さて今回の山域は自分にとってやや鬼門な場所だ。2013年3月には全く眠ることができずに大山東尾根を登って、吐き気に苦しみ尾根終了点直前で断念。昨年3月の駒鳥小屋でのトレーニングは悲惨そのものだった。さて今回はどうなるのか?

 

先に林道を進むHさんを追いかけるがなかなか追いつかない。林道で既に膝程度まで潜ることもある。スノーシューは快適だ。つぼ足では樹林帯入り口まで1時間近くかかってしまうのではないだろうか。しかし、Hさんは速い。何とか追いつく。

P2090070.JPG

林道を進む。林道で積雪80cmはある。

 

P2090072.JPG

樹林帯に入っていく。

 

さて、駐車場のところから樹林帯に入っていく。はじめは快適だったが、すぐにハプニングが発生する。履いていたスノーシューはゴムバンドで4本で固定するようになっていたが、左足の後ろをまわしてブーツを固定するゴムバンドから切れ始め、右足の同じバンドが切れ、更に左の2つが切れてしまった。それでも何とか使い続けるが、沢を横断して登りでは全く役に立たない。ゴムバンドは数年前にかえたが、やはりもう限界だったのだろう、これ以上切れてしまっては使い物にならないので、つぼ足にかえる。ここからラッセルトレーニングに完全に変更になってしまった。Hさんはラッセルトレーニングしたかったので嬉しそう?な感じだ。

 

P2090073.JPG

樹林帯をラッセルして進む。Hさんは先行してなかなか見えない。

 

これくらいのラッセルは久しぶりだなぁと思いながらも、なかなか進まないので、ゆっくり焦らず行くことを心がける。Hさんのトレースを踏んでもそのままズボッとはまっていく。時折ウエストベルトまで潜る。最悪なのは寝転がってしまった時だ。寝転がったら起き上がるのは大変だ。特に後ろに倒れて寝転がったら、一旦ザックを完全に外さないと起き上がれない。20年ほど前に、奥滋賀スーパー林道をスキーで行った時も最悪だった。新雪に転んでしまうと体ごと雪に埋まって、脱出するだけで15分程度掛かって体力を消耗した。

今回は雪上トレーニングも兼ねていたので、ロープやガチャ類もあるので、久しぶりにザックは24Kg程度になっている。徐々に右肩が痛くなる。多分転倒しそうになった時に右手に持ったストックで体を支えるからだろう。左肩に問題があるので、左肩を無意識に庇っているのかもしれない。首の胸鎖乳突筋や背部の僧帽筋にも問題を抱えているので、ザックがくい込むのも原因だろうと考えながら耐える。

 

Hさんは15時くらいには切り上げようという。雪壁を作ったり整地したりしたら、結構時間がかかるからだという。自分は16時には切り上げてと考えていたが、15時に切り上げるのであれば、何とか雪上トレーニングを少しだけでもできるかと思う。試したかったのは、スノーバーを雪に差し込むのではなく、雪面に溝を掘ってスノーバーを横にして埋める方法だ。これでどれくらいの強度が確保できるかだけでも試してみたかった。

 

登りに入ると、Hさんが200m程前方にいることが見えるようになった。相変わらずズボズボハマりながら進む。午後2時頃になると西風が強くなり、あられ状の雪が吹き付けてくる。

 

P2090076.JPG

尾根に登る。

 

ガスがでて周りの地形判断が難しいが、鳥越峠付近に上がったのだろうか。15時になったが、Hさんのトレースは続いている。そのうちに風が更に強まってきた。Hさんのトレースも消え、所々に見えるだけになってきたが、この尾根を進めばいいだけなので焦らずに進む。進み続けるとHさんが30m程前方に見えた。ザックを降ろして何かをしている。ここで終了するつもりなのだろう。強風が吹き付ける中進む。ところが15m手前になってからHさんまでたどり着けない。一歩踏み出すたびに股まで潜っては脱出の繰り返しだ。この15m進むだけで10分もかかってしまった。羽根田治さんの著書に『単独遭難』というルポルタージュがあるが、とある単独者が厳冬期に尾瀬沼に入って、8時間ラッセルしても100mしか進めなかったことが載っていた。今日は6時間の行動だったが、やはりラッセルは運動強度が高い。

 

強風の中、雪壁を作っているHさんのところまでたどり着き、一息入れてすぐに雪壁作りに入る。そしてテントを張る。テントが飛ばされないようにとりあえずザックを入れる。仕方ない、テントの中は雪だらけだ。ピッケルやストックを使って、フライを張って、テントの中に入り込む。汗をかきすぎて体中がべたべたになってしまった。

 

雪上トレーニングは諦め、とりあえず雪を集めに外に出る。珍しく軽い雪だ!20Lのビニール袋いっぱいにして、テントに戻って食事作りに入る。流石のHさんも脚をさすったり、脚がつりそうになっている。自分も何度もつりそうになった。あとは持ってきた焼酎を分け合って呑んで寝ることにした。

 

しばらくはよく眠ることができたが、足先と大腿部辺りが冷たくて寝付けなくなってしまう。何とかうつらうつらしているところで起床時刻になった。

 

テントの外は新雪がかなり積もっていた。今日は「脱出」がテーマになってしまった。一晩で40cm程積もったようだ。パッキングをするにもいちいち足下が崩れて、なかなかはかどらない。

出発するもののすぐにズボッとはまり込んでしまう。Hさんが先にいく。今日は戻るだけで6時間はかかるかもしれないし、それ以上かかるかもしれない。とにかく「脱出」だ!

 

Hさんのトレースあとを進むが、Hさんが足首辺りのところを自分は膝まで、膝までなら自分は股まで潜り込んでいちいち脱出に苦労する。3m程の登りだけでも足下から崩れていくので15分はかかった。途中バックカントリースキーの二人組にであって話しをする。キリン峠あたりまで行って周回してくるとのことだったが、あっと言う間に戻ってきてシューッと滑り降りてしまっていく。だんだんズボズボハマっては脱出に飽きてきたので、最終手段に出ることにした。途中までストックを使ってバランスを取ってきたが、流石に飽きてきた。高度からしてもうすぐ林道だが、スノーシューを復活させることにした。

右足で使っていたスノーシューにはまだ3本のバンドがついているので、そのうちの1本を左側に移して履くことにした。

 

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復活させたスノーシュー

 

昨日4本バンドを残したのはこの最終手段のためだった。殆ど平坦で登りはないので、これでも何とかなるだろう。果たしてその効果は確かだった。不安定ながらも格段にスピードが上がって、待っていてくれたHさんにたどり着く。そして林道に出る。ホッとする。

 

結局車まで戻ったら5時間掛かった。スノーシューなかったらやはり6時間以上掛かっただろう。車の周辺には20cm程の雪が積もっていた。

 

久しぶりのラッセル、終わってみれば充実感で満たされている自分に気がつく!疲れたのは確かだったので、家に帰ってお風呂に入ってから30分ストレッチをして、2坩幣絽困辰紳僚鼎鯡瓩垢戮ビールを飲んだ。

posted by: kussan | 中国の山 | 15:58 | comments(0) | - |-
登山技術講座検楚柴山〜

[山行日] 平成31年2月9日・10日

[ルート] 深入山 9日 南登山口→林間コース(東屋で幕営) 

          10日 東屋→山頂→東屋横斜面(滑落停止等)→南登山口

[参加者] M本・N司・F川

 

今年の冬は雪が降らない。どこで講座を開催するか?

大山予定が天候を考慮して深入山に直前変更。戸河内を過ぎても雪はない…

が、しかし深入山に近付くと雨が雪に変わり、到着した時には吹雪いた状態。
日本列島は最強の寒波の報道…3年前の大雪を思い出し不安になるが、

下の東屋までとの事で予定通りに準備を整え出発。

東屋にテントを張ろう…テントポールは?ない!エエッ!どうする?

細引きを使ってテント設営(さすが!)ロープワークですね。

翌日に備え早めの就寝。

翌朝、山頂付近は白くて見えないけれど、テントを撤収し山頂に向け出発。

山頂付近の斜面で講習予定であったけれど、雪が少なくアイゼン歩行の練習をしながら、東屋まで下り

東屋横の斜面で滑落停止・ピッケルの使い方などを練習。

その頃には青空になって来た。

 

雪は少ないですね。夜にどれ位降るのでしょうか?

 

テントポールの代わりに細引きでテント設営

 

山頂に向け歩きます。

 

途中、ウサギの足跡や霧氷などを楽しみます。

 

講習ですよ。まずはお手本。そして、初体験。

 

帰るころにはこの青空!

 

posted by: chiharu | 登山技術講座 | 08:56 | comments(0) | - |-
クライミング練習3

JUGEMテーマ:趣味

年月日:2019年2月10日 9時〜16時

場所:呉市天応岩山

メンバー:Y田、呉労山:Y本、Y本、H田、K下、Y下、N川

今年初のクライミング練習となりました。昨日と打って変わって快晴。

気温も思ったほど低くなく、クライミング日和でした。

新しく買ったスカルパのアプローチシューズの使い心地は凄く良かったです。

今回私ははいつものルートで簡単なリードとロープ回収をしました。

昼食後、マンメリークラック、ミッキーフェイスに挑戦しました。

年末以来久々の為か、自分のムーブはいまいち。午後にはスタミナ切れ

状態でした。これの克服も課題です。課題が多いですね〜。

今回も7名ほどでわいわいと一日楽しめました。

写真はマンメリークラック。上部の割れ目が核心部です。

 

posted by: tyamad | クライミング | 18:31 | comments(0) | - |-
奥秩父冬季縦走 完結編

JUGEMテーマ:スポーツ

 

CL K、SL K 12/30/2018〜1/2/2019 甲武信ヶ岳〜瑞牆山

 

ちらほら降っていた粉雪は、頂上に着く頃にはやんでいた。そして待っていたのは、晴天の下の瑞牆山山頂だった。頂上の岩場に立って「大やすり岩」を下にみると、大やすり岩本体が見て取れた。槍ヶ岳の大槍と小槍みたいな感じであることがよく分かる。頂上はふたりだけのものだった。

 

正直こんなにも時間がかかるとは思っていなかった。2005年の年末から始めた奥秩父主脈冬季単独縦走は、雲取山から始まった。自分の人生の中でも最も苦しかった時期に、回復した自分を自分自身で証明するために始めた事だった。1回目は雁峠までの2泊3日だった。元々東京在住時代は、秋の連休2回と積雪期の山行、時折沢登りに行くくらいの日程しか確保できなかった。その中でよく通ったのは、丹沢、奥多摩、そして奥秩父だった。この中で奥秩父は人が少なく、樹林帯の苔むした中を歩くのが好きだった。倒木も多く、それをくぐる、乗り越す、迂回するのもこの地域の山行の楽しみだった。今から100年ほど前に木暮理太郎や田部重治らが開拓した奥秩父は、本当に広範囲に渡っていて飽きることがない。

 

ところが、いつも自分は跳ね返されてきた。甲州側から入って時間切れ、高度障害に苦しみ悩んだ末に4日目に下山、1時間ラッセル格闘しても高度差50mを登ることができなかった、そんなことばかりだった。50歳までには終わりにしたいと考えていた「残された宿題」だったが、転落事故の影響もあって期限は過ぎてしまったが、どうしてもやっておきたい気持ちに変わりはなかった。

 

色々考えたが、今回単独はやめてKちゃんと二人で縦走することにした。ところで奥秩父主脈については、西端が瑞牆山、信州峠、飯森山などと定義がされているが、元々瑞牆山までと決めていたので今回は三つの日本百名山を登ることになる。スタートは、前回下山した信州側の毛木平からだ。

 

12/29

朝6時40分にKちゃんはやってきた。道が凍っていて怖かったらしい。7時前に自宅前を出発した。なるべく早く着きたかったが、10時間くらいはかかるだろうと思っていた。それでも思ったほどの渋滞もなく、9時間程度で毛木平に着いた。東屋の下にテントを張って、ぬるくなってしまったコンビニ弁当を食べて、Kちゃんはビール、自分はノンアルコールビールを飲んでそそくさと寝ることにした。

 

12/30

「マイナス15℃ですよ!」とKちゃんが驚いていた。しばらく経ってから車のエンジンをかけて外気温をみるとマイナス13℃だった。ここ毛木平は、盆地状になった地形の最奥部にあって冷気がたまっているのだ。手が冷たい、久しぶりにこの痛みを味わう。7時前には出発した。毛木平から西沢沿いに登山道があるから、西沢を外さないようにすれば問題はない。それでも一度外してしまったので戻ることにした。戻ってみると遭難碑があった。

 

遭難碑

 

4時間くらいで稜線まで上がる予定だったが、結局5時間かかってしまった。今冬は暖冬で積雪量が少なく、水は作れるのだろうかと心配したが、1800m地点付近で何とかなるだろうと確信した。西沢沿いの登山道は所々が凍っている。自分は早めにアイゼンをつけることにしたが、Kちゃんはまだつけずに行くことにした。

凍結した沢沿いの道を登っていく。

 

千曲川・信濃川の源流部だ。

 

稜線に着いたところでザックをデポして、カメラを持って甲武信ヶ岳に行くことにする。これで4回目の甲武信ヶ岳だ。

甲武信ヶ岳山頂

果てしなく続く奥秩父主脈縦走路を眺める。

 

天候は安定しているが、風が冷たい。さあ、これからが本番だ。今日どこまで行けるかが問題だ。ザックまで戻って出発する。当面の目標は「富士見」と呼ばれる平坦地だが、ザックを置いた鞍部から先は縦走者が少ないので例年並みの積雪量なら相当苦しい。が、今年は積雪量が少なく、何と先行者がいることもあって、富士見までの間にあるマイナーピークも簡単に乗り越えることができた。そして、富士見についた。11年ぶりの富士見だ。

11年前はここでテントを張ったが、高度障害の影響を受けて食欲がなく、大量の食糧を残して下山した。

 

日が落ちたら急激に気温が低下するだろうから、その前に天場を見つけてテントを張ってしまいたい。富士見から先に進み、11年前に様子を見に行った地点も過ぎ、ここから先は一歩一歩が「自己新記録」だ。風当たりがあまりなさそうで平らな地形を見つけ、16時前には天場を決めた。地形からみて2263ピーク手前だろうと判断する。

 

言うまでもなく、富士山が美しい。

 

Kちゃんとは歩きながらたくさんのことを話した。驚いたのは、3泊の山行はこれが実際には初めてのことになるということだった、Kちゃんにとっては正にビッグチャレンジになっていたのだ!ビッグチャレンジの前には自分も昔はよく胃がきりきりするようなことがあったが、Kちゃんの気持ちがよく分かる。今日は体が重そうだったし、しんどい感じがずっとしていたのが気になった。それでも所々で見える富士山や奥秩父の山並みの美しさに喜んでいたのはまだ良いかと思ったが、それでもきっと心の中では色々なことがめぐり巡っているのだろうと想像する。テントの中で「弱音吐いてもいいよ。」と伝えると、正直に話してくれた。それが嬉しかった。無事に広島まで帰ることを頭の中に繰り返し刻み込んで、この日も早々に寝ることにした。

 

12/31

昨晩はよく眠ることができたようで、Kちゃんは元気になっていた!出発には時間がかかってしまったが、今日は大弛峠が目標だ。今日はKちゃんに国師ヶ岳までリーダーをやってみないかと提案する。ここから先は標高差数十m程度のアップダウンが続き、その後国師ヶ岳までの400mの登りが待っている。この区間をKちゃんにリーダーを任せることにした。

倒木が多い地帯を抜け、樹林帯をひたすら進む。そしていよいよ国師ヶ岳への登りに入る。

 

樹林帯を進む。

 

流石に登りになってペースが落ちる。14時過ぎにようやく国師ヶ岳に到着する。Kちゃんご苦労様でした。ややお疲れモードかな。さて、これから奥秩父最深部にあって、最高峰の北奥千丈岳に向かう。国師ヶ岳から少し西に進んだところで北奥千丈岳への道をあわせる。ザックをデポして北奥千丈岳に向かう。10分もかからずについてしまった。12年ぶりの北奥千丈岳だ。眺めは最高だ!

国師ヶ岳山頂

北奥千丈岳山頂。12年ぶりだ。

 

単独者がやってきた。かなり身軽な感じの若者男性と、ゆっくり歩いている同世代くらい?の女性だった。前国師岳手前から木道が始まる。夏季に大弛峠まで車で来ることができるからハイカーが多く、自然保護のためだろう。

 

木道が始まる。結構長く続く。

 

大弛小屋に着いたのは、16時前だった。小屋には若者が泊まっていた。既にテントを張っているパーティーもいた。小屋前の沢は凍っていたが、小屋の中の水場は先行パーティーが穴を空けてくれていたので助かった。

大弛小屋

小屋の中の水場

 

昨晩の天場付近は雪が少なかったので、「ハイマツ茶」になってしまったので、水場は助かった。女性単独者は少し離れたところでテントを張っていた。

 

1/1

「あけましておめでとう。」と言って起きる。正月を山で迎えるのは久しぶりだ。広島に来る前は自分にとって当たり前のことだったので、懐かしい感覚だ。単独者二人は早々に出発してしまった。我々も少し遅れて出発した。

前日の国師ヶ岳付近から携帯電話が使える場所が増えたので、その都度連絡を入れる。奥さんには直接電話をするが、「こちらExplorer1、こちらExplorer1、聞こえますか、どうぞ!」と毎回毎回同じ調子で電話するので、奥さんはあきれている。こども達も元気に応えてくれる。

 

五丈石と背後は南アルプスの山なみ

 

樹林帯を抜けると金峰山の山頂近くにある五丈石が迫ってくる。3時間45分くらいかかって金峰山山頂に到着する。

金峰山山頂

 

金峰山山頂近くも岩場になっていたが、よく見ればふみあとがはっきりしている。五丈石付近には多くの登山者がやってきていた。金峰山小屋から登ってくる人が大半のようだ。五丈石の手前には鳥居が立っていた。御神体であることを理解した。

五丈石。予想以上に大きかった。

 

五丈石の裏側に回る。とてつもなく大きい!

 

強風を避けて昼食を食べ、次の瑞牆山に向かう。金峰山山頂から「千代の吹き上げ」と呼ばれるあたりまでは吹きっさらしなので強風で体温が持って行かれる。

 

さて、今回の山行の核心部にさしかかる。以前からずっと気になっていたのだが、地形図を見ると瑞牆山山頂から東に向かって稜線が伸びていることが分かる。この稜線は、瑞牆山東尾根と呼ばれている。計画では、この尾根からの瑞牆山登頂を計画しているが、その為には大日岩を越えて、八丁平に入らなければならない。ところがこの大日岩付近の冬季の通過方法がよく分からない。夏季には大日岩に登って越えている人がたくさんいるが、それ以外では大日岩西側を通過している記録がいくつかあった(地形図では東側を通過するようになっているが、これを誤りだとする記録もあった)。とりあえず大日岩に向かう。

 

大日岩。とてつもなく大きく、一つの山みたいなものだ。

 

元々大日岩上の通過は危険なので考えていなかったので、大日岩基部の西側を偵察に行く。偵察に行ってみると、30mは懸垂下降しないとならないことが分かった。6mm30mロープを持ってきていたが、とてもではないが無理だ。仮に降りることができたとしても、その先の様子が分からない。大日小屋へ向かう登山道へ戻ってしばらく降りてから大日岩の西側に向かって藪漕ぎをしてみる。探してみるがそれらしき道は見つからないし、このまま藪漕ぎを続けなければならないようだ。一旦登山道まで戻って地図を確認して、Kちゃんと相談する。もう少し登山道を進んで、平坦な地形の中を八丁平に向かって抜けることにした。しかし行けども行けども密度の高い樹林帯があって、このままでは藪漕ぎをしなければならないことが分かってきた。結局大日小屋まで来てしまった。大日小屋は廃屋同然になっていた。藪漕ぎで進めば相当に時間がかかることは明らかだ。決断の時刻が来てしまったようだ、瑞牆山東尾根は諦めることにした。富士見平小屋からの一般ルートから翌日登ることに変更した。

 

富士見平小屋。ランプのともったいい小屋だ。

 

富士見平小屋に着くと、どうやら営業しているらしい。中から女性が出て来たので、営業していることを確認する。テント泊したい旨を告げると、「どちらから来られたの?」と訊かれたので、瑞牆山東尾根を断念したことを話すと、小屋の中から男性スタッフふたりが地図を持ってきて色々と説明をしてくれる。そのうち、小屋の裏側から小屋のご主人らしきおじいさんが出て来て、「この人が東尾根の開拓者ですよ。」と。「東尾根?あれは、50年、いや違った、55年前に俺が開いたんだよ。」、むむむ、これはひょっとして・・・。予感がする。この小屋に泊まれば間違いなく面白い話しを聞かせてもらえる。Kちゃんに泊まってみたいと提案すると、快諾してくれた。楽したい気持ちは3%だけです!!

 

予想通りここのご主人はものすごい人だった。中学生の頃からこの小屋に出入りしていて、初代から3代目までの小屋のご主人にかなりお世話になったということだった。「瑞牆山のクライミングルートの7割は俺が初登したんだからさ。」と豪語するが、実際に麻縄のクライミング写真があったりする。本人は、法律関係の専門家になりたかったらしく、日大大学院を修了しているとのことだが、「大学入ってもさ、全共闘時代だから授業なんかないわけさ。だからここに来て山登ってばかりだよ。ボッカもやるんだけどさ、ボッカ週に2回やったらあとの空いている日は遊んでいいっていうからさ、それじゃあもったいないから一日でボッカやっちまうんだ、一日で二往復すれば六日は遊べるってことさ。」

 

瑞牆山のクライミングルートは5.15まであるそうで、スタッフの人によれば「辛めのグレード」らしい。クライマーのユージさんは5.15登ったらしい。

すごい話しだ。甲武信小屋にいた「爪さん」の事とか、甲斐駒ヶ岳の七丈小屋に花谷さん(2013年ピオレドール授賞)のこととか、色々聞かせてもらった。随分昔の話しもされるので、「それは木暮さんの頃の話しではないですか?」と訊くと、「下の金山なんか(金山山荘のご主人)は小さいころに理太郎の膝の上で遊んでいたからさ。」などという。正に生きる辞書みたいな人だ。

 

年始ということもあって、日本酒、焼酎、洋酒、計12種類くらいが飲み放題だった。とりあえずは地ビール2本頼んでからまずは福島の飛露喜から飲んでいく。鹿肉のシチューとパンの夕食もうまい。パンは食べ放題だ。食と酒が進む・・・。翌日の朝食は5時半からだ・・・。

 

1/2

5時に起きる。5時半の朝食には十分間に合った。松茸入りの力うどんだった。Kちゃんは松茸に感動していた!美味かった!!

さて、サブザックに必要なものを詰めて瑞牆山に向かう。

 

桃太郎岩

 

小屋脇の道から沢に降りて、そこから登りが始まる。鎖場などもあるが、アイゼンの爪を利かせてそのまま登って行く。奇岩がそろっている道をゆっくり登って行く。

 

木のつっかえ棒は役に立っているのだろうか?なかなか面白い。

 

大やすり岩辺りまで来ると、体が温まってきて少しアルコールも抜けて力が入ってくる。大やすり岩の前に木が置かれていて、ちょうど展望いすのようになっているのでここで休憩して岩を眺める。とにかくデカイ!この背後に本体がある。

大やすり岩の右側を巻いて登って行く。粉雪が舞っているが、問題ないだろう。

いよいよ頂上が近づいてきた。岩場を上がっていく。上部は流石に雪と氷の世界だった。そしてついに登頂した。

 

大やすり岩を下から見る。

 

瑞牆山山頂にて。

 

大やすり岩本体が見える。

 

瑞牆山東尾根の入り口

 

頂上は晴天の最高な状態だった。十分堪能した。さあ、降りよう!岩場を一段降りたところに東尾根の入り口があった。ふみあとがあったので誰かが行ったのだろうかと思った。下山は慎重にして、無事小屋に着いた。

 

ところが、感慨に浸っている場合ではない。実は、国師ヶ岳付近で電話をかけたあと、偶然電話の電源を切っていなかったところ、警察から電話が掛かってきたのだ。用件は、毛木平に停めてあった車の室内灯がつけっぱなしになっているとのことだった。失敗してしまった。もしバッテリーがあがってしまったらどうしようもない。ディーラーに訊いてみたところ、JAFを呼ぶのが最善だとのことだった。とにかく毛木平に急いで向かわなければならない。果たして、室内灯はまだついていた。何とかエンジンをアイドリングさせて、充電することができた。助かった!!

 

そして充電を終えると、車を発進させ、気になる二人組に会いに行くことにした。毛木平に向かう途中、徒歩で歩いている二人組がいたが、Kちゃんが言うには大弛峠でテント張っていた二人パーティーだというのだ。その通りで、男女の二人は川上村の村営バスでJR信濃川上駅に向かうつもりだった。既にバス停のところまで来ていたが、声をかけてみた。バスの時刻はもうすぐだが、結局車で駅まで送っていくことにした。札幌に住んでいたが、東京に移って「東京に来たからにはまずは奥秩父かな」という。なかなか目の付け所がいいじゃないですか。実はこのふたりは、札幌北陵クラブの会員で、今でも会員だということだった。同じ労山の会員ということで、やはり声をかけて良かったと思った。

 

この日は岡谷に泊まった。長野の「大信州」が美味かった。

 

これで残されていた宿題は終わった。今もまだ実感はないが、無事終えることができて本当に良かった。Kちゃんありがとう!ビッグチャレンジ成功おめでとう!!そして、奥秩父ありがとう!!!また違った魅力を味わいたい。

 

 

 

 

 

 

 

posted by: kussan | 関東他 | 21:59 | comments(0) | - |-
新年山行

[山行日] 平成31年1月6日

[ルート] 宮島弥山

 

毎年恒例の新年山行、JRは山登りスタイルの人で賑わい、皆さん宮島を目指しました。

午前中は日差しもあり、まずまずの天気で今年最初の山行を楽しみました。

 

宮島山頂は登山者で賑わっていました

 

鳥居が見えますね

 

のんびり登ります

 

雲は多いですが良い景色です

 

冬にお花が見られるのは嬉しいです。

 

宮島と言えば…

posted by: chiharu | 中国の山 | 19:34 | comments(0) | - |-
年末山行

[山行日] 平成30年12月29日・30日

[ルート] 南八ヶ岳(赤岳)

[参加者] M本・K田・F川・K川

 

恒例の年末山行、今年も天候が悪く、八方尾根・唐松岳から八ヶ岳に変更。

昨年同様、美濃戸口から赤岳鉱泉へ入り、テントで一泊。

ジョウゴ沢へ行きアイスクライミングを少し楽しむ。

翌日、いよいよ赤岳へ向け出発。

文三郎尾根を上る。風は弱いが景観もない。

下って来た人に上の状況を聞くと分岐からは爆風との事。

昨年、分岐から引き返した事が思い浮かぶ。

息を切らして分岐に辿り着くと風は弱い。いざ、突入!

…風強いじゃん!

雪交じりの岩をアイゼンを利かせつつ慎重に上る。

そして、山頂(爆風)写真を数枚撮ったらさっさと地蔵尾根へ

強風の中、急斜面や岩場を下る。

森林帯に入り、ホッとする。

展望台に立ち寄り、暫し感慨にふける。

赤岳鉱泉に戻り、テントを撤収。

後はひたすら下り、松本のお宿へ…楽しい夜を迎えました。

 

美濃戸から入ります。途中の川は凍ってます。

 

赤岳鉱泉に到着。今年のアイスキャンディーは小さいです。

 

ジョウゴ沢でアイスクライミング

 

赤岳鉱泉の夜明け…そして行者小屋を通って文三郎尾根へ

 

昨年はこの分岐まで…今年は行くよ!

 

赤岳登頂!!…寒ッ!

 

展望台から

 

この後は松本の街へ

posted by: chiharu | 八ヶ岳 | 16:14 | comments(0) | - |-